観光客次々と白ナンバーに…出国前にアプリで予約・決済 成田空港“白タク無法地帯”(2023年11月3日)

観光客次々と白ナンバーに…出国前にアプリで予約・決済 成田空港“白タク無法地帯”(2023年11月3日)

観光客次々と白ナンバーに…出国前にアプリで予約・決済 成田空港“白タク無法地帯”(2023年11月3日)

成田空港には今、営業許可を持たない、いわゆる“白タク”が数多くいて、“白タク無法地帯”とも言われています。成田空港では“白タク”を利用しないよう、呼び掛けが行われています。

フィリピンから来た人:「旅行業者を通じて、ネットで予約した。評価も良かったので」

その車は、白ナンバーでした。ドライバーは、中国人だとみられます。

中国・上海から来た人:「(Q.どうしてこの車を選んだ)便利だから。(Q.これはタクシーか)そうですけど」

こちらも、白ナンバーの車。

中国・深センから来た人:「(Q.来日前に予約したか)はい。(Q.どういうグループ)会社の同僚」

運転手:「『もういい』と言いなさい。早く乗りなさい」

千葉県警は、英語と中国語のチラシを作るなどして、注意を呼び掛けています。

『桜美林大学ビジネスマネジメント学群』戸崎肇教授:「ライドシェアと白タクは別物。(白タクが)一番問題なのは、安全性が確保されているかどうか。見知らぬドライバーで運転されると、乗客としては不安な面がある。料金もぼったくられる可能性がある」

今後、増加が予想される中国人観光客。なぜ白タクが横行するのでしょうか。そこには、中国の予約システムが関係していました。中国の大手旅行サイトのアプリでは、航空券の予約とともに、日本での車が予約できます。成田空港から品川駅まで、登録した車によって違いがあり、料金は1万4000円から2万円までとなっていて、事前に支払いもできます。中国のアプリなどの中には、白タクが登録されている可能性があるといいます。利用者側には、白タクを使っているという認識がないケースも多いとみられます。

日本のタクシードライバー:「白ナンバーで、大きいワゴンで来て、いっぱい乗せていくというのは、しょっちゅう見かけるので。今年に入って増えてますね」

こうした白タクの取り締まりは、難しいのが現状です。

戸崎教授:「日本に来る前に、すでに本国でインターネットから予約し、すでに支払いも済ませています。それを現行犯でおさえようとしても、そうした形跡を追跡しにくいので『家族の送り迎えだ』と言われたら、反証を提示できない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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