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詐欺のマニュアルを販売…“頂き女子りりちゃん”初公判で起訴内容認める(2023年11月2日)
自らを「頂き女子」と呼び、男性から現金をだまし取るためのマニュアルを販売していた、渡邊真衣被告(25)の初公判が2日に開かれ、詐欺ほう助の罪について、起訴内容を認めました。
裁判官:「起訴内容に間違いは?」
渡邊被告:「いや、ないです」
起訴状などによりますと、渡邊被告は去年6月、大学生の家田美空被告(21)に、2万8000円でマニュアルを販売。家田被告がそのマニュアルを使い、男性2人に対し「家賃を滞納している」などと嘘を騙り、1065万円をだまし取ったとされる詐欺事件に荷担したとされています。家田被告は渡辺被告に対し、お金をだまし取れたことを報告し、感謝の言葉を伝えていたといいます。
「頂き女子」という言葉を初めて使い出したとされている渡邊被告。法廷では、そのマニュアルを多くの人が買い求めていたことも明らかになりました。被告の供述では、1993万円の売り上げがあったということです。また、検察側は冒頭陳述で、マニュアル販売を始めた経緯について、こう指摘しました。
検察側の冒頭陳述:「かねてより、ホストに多額の金銭をつぎ込んでいたが、掛け金の支払いに窮し、風俗店の客に金銭的援助を求めて、成功したことをきっかけに繰り返すようになった。被告人はその後、自らを『りりちゃん』と名乗り、各マニュアルをSNS上で購入希望者に対し販売するようになった」
渡邊被告をめぐっては、自身も今年4月~8月にかけ、当時50歳だった男性から約3850万円をだまし取った詐欺の罪でも起訴されています。その審理は、次回の公判で行われる予定です。
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