“マット”で撃退? クマ博士に学ぶ 日本の20倍超生息する“アメリカの対策”(2023年10月30日)

“マット”で撃退? クマ博士に学ぶ 日本の20倍超生息する“アメリカの対策”(2023年10月30日)

“マット”で撃退? クマ博士に学ぶ 日本の20倍超生息する“アメリカの対策”(2023年10月30日)

■日本の20倍生息 アメリカの対策

 「過去最悪」のペースで増え続ける日本のクマ被害。一方、「ベアカントリー」と言われ、日本よりも20倍以上のクマが生息するアメリカ。一体どのように対策をしているのか取材しました。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「アメリカで人間が襲われるのは年間1、2件で北米全体でもひと握り」

 トム・スミス教授。ヨーロッパや北米、インドなど世界各国を飛び回り、クマと人間の関係を研究する、いわばアメリカの「クマ博士」です。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「クママットはごみ箱やクマが近付いてほしくないものを守ることができます」 

 アメリカで普及する「クママット」。その驚きの効果とは。

■日本の現状にクマ博士も驚き

 あらゆるクマを知り尽くすアメリカの「クマ博士」。日本での被害状況を伝えると…。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「(Q.日本では今月だけでも10件以上)人間が襲われたケースですか?」「(Q.けがをしたり殺された人もいます)かなりひどいですね」

■食べ物管理?アメリカとの違い

 アメリカは日本とは状況が異なるといいます。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「(アメリカの)クマは人々とかなりうまくやっているようです。あまり危険でないことは確かです」

 対策の根底にあるのは“ある考え方”です。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「米国では『クマの管理は実際は人間の管理』。クマではなく人々が問題を作ることが多いからです」

■ごみ処理で罰金?マットに電流も

 その一つがクマを引き付ける食べ物類の徹底的な管理です。カリフォルニア州の市街地で撮影された映像。クマがごみ箱をあさろうとする様子が映っています。

 撮影者:「開かないよ。新しいベアロック付きのごみ箱だから」

 実はこれ、クマ対策用のごみ箱。アメリカの家庭で普及しているといいます。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「クマが簡単に手に入れることができる食べ物を排除したら、市街地に戻ってくることはない」

 コロラドスプリングズ市などではクマ対策のごみ処理を義務付け、怠った場合には罰金を科す条例も設けています。ただ、山に食べ物がない時など、町に降りてくるのは日本と同じ。そこで、さらなる対策として有効なのが「電気」。

 住宅の軒先に現れたクマ。クマが触ったのは電流が流れる「電気マット」。学習能力が高いクマにとって、非常に効果的だそうです。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「クマにとってとても恐ろしいことなので、二度と試そうとはしません。一度それを経験したら、彼らは逃げます」

 重要なのは人々と協力し、クマとの距離を保つことだといいます。

 ブリガムヤング大学 トム・スミス教授:「我々はクマを『リスク回避型』と見ています。彼らが来るのは、彼らを引き寄せている時だけ。だから人々と協力することが重要です」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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