侵攻6日目 初の停戦交渉 JNN記者が見た首都キエフ
ロシアとウクライナの代表団による停戦交渉が、ベラルーシ南東部できのう行われました。ロシアによるウクライナ侵攻後初めての協議となります。
交渉を前にウクライナの首都キエフでは39時間に及んだ外出禁止令が解除に。
記者
「電車がまもなく出発するようで、皆さん走り始めましたね」
今のうちに避難しようと人々が向かったのは駅です。西へ向かう列車は、事前にチケットの購入や予約が出来ないということで、人々は到着した列車になんとか乗り込もうとします。
記者
「この電車にはもう乗れない、離れなさいと言っているそうです」
乗れなかった人
「ポーランドに行こうとしました。キエフは怖い」
およそ5時間に及んだロシアとウクライナの初めての停戦交渉、プーチン大統領は、ロシアが一方的に併合した▼南部クリミアの主権の承認のほか、▼ウクライナの非軍事化、中立化が絶対条件だと強調していて、ロシア代表団は同様の主張をしたとみられます。ウクライナ側は即時停戦とともに、全土からのロシア軍の撤収を求めています。
ウクライナ ポドリャク大統領府長官顧問
「両国は重要な問題について話し合い、大枠については決められた」
ロシア メディンスキー大統領補佐官
「交渉の継続で合意できたことが重要だ」
両者は停戦交渉の継続では一致し、次回は数日以内にベラルーシのポーランド国境近くで行われるとされています。
この日、JNNはウクライナの首都キエフの状況を取材していました。
記者
「今から2時間ほど前に外出禁止令が解除されました。その後、私たち初めて街に出ますが、車やまた人が歩いている姿が確認できますね」
キエフではおよそ1日半ぶりに外出が許可され、スーパーマーケットや薬局の前には長蛇の列が。
「勝ちます。涙を流しながら」
「とても怖かった。今のところ、全部の出来事はコンピューターゲームにしか見えません。兄弟国同士で戦争をするなんて」
一方で取りざたれているのが、核戦争への懸念です。プーチン大統領が核の戦力を念頭に、抑止力を特別警戒態勢に引き上げるよう命じ、欧米をけん制。さらにベラルーシが憲法を改正し、ロシアの核兵器配備が可能になったのです。これに対しアメリカのバイデン大統領は。
アメリカ バイデン大統領
「(Q.アメリカ国民は核戦争を心配すべきですか?)ノーだ」
冷静な対応で、国防総省の高官もロシアの核の配備について「現段階で動きは見られない」としています。こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「特別な手続きによって、EUへの迅速な加盟を要請する」
EU=ヨーロッパ連合に加盟するための申請書に署名。文書はすでにEU本部に向かっているとしていて、今後のロシア側の出方が注目されます。
(01日17:36)
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