補選1勝1敗で安堵の声も 減税検討へ… 年内解散なしか(2023年10月23日)

補選1勝1敗で安堵の声も 減税検討へ… 年内解散なしか(2023年10月23日)

補選1勝1敗で安堵の声も 減税検討へ… 年内解散なしか(2023年10月23日)

 衆議院と参議院の補欠選挙が22日に行われ、自民党は1議席を失い1勝1敗となりました。結果を受け、年内の衆議院の解散はないとの見方が強まっています。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 総理官邸では選挙戦の終盤、2敗するかもしれないとの懸念が出ていました。

 官邸関係者からは「一時はどうなるかと思った」と胸をなで下ろす声も聞かれます。

 岸田総理大臣:「(補欠選挙の)結果を真摯に受け止め、しっかり分析したうえで今後の対応に万全を期していきたい」

 一方、衆議院の解散ですが、岸田総理は物価高などの課題に専念すると強調し「それ以外のことは今は考えていない」と否定して見せました。

 支持率が低迷を続け、自民党が9月に行った情勢調査も思わしくなかったことから、総理周辺は「もう年内の解散はなくなった」と話します。

 岸田総理はこの後、国会で所信表明演説を行い、所得税減税を念頭にした「税収増の国民への還元」などを表明します。

 立憲民主党 安住国対委員長:「不満や疑問を持っている方がたくさんいる。この臨時国会にしっかりとぶつけて、歯ごたえのある論戦をしっかりやっていきたい」

 政局を離れ、重要政策に真摯に向き合うことが信頼回復への一歩となりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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