各地で今季一の冷え込み 関東から西は秋晴れで行楽日和に(2023年10月22日)
22日は全国のおよそ4分の3の地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。一方、関東から西では秋晴れとなり、絶好の行楽日和となりました。
■全国の75％で今季一の冷え込み
雪の帽子が朝日で赤く染まった富士山。足元の湖には冬の代名詞「気嵐」が立ち上っています。
地元の人：「幻想的な感じで。もう真冬ですね」
氷点下まで冷え込んだ山中湖。青空が広がってもまだ気嵐が漂う水面に逆さ富士が映えていました。
冬の寒さは、各地で絶景を作り出します。
地元の人：「家から見た『浅間山』がきれいだった」
朝霧に包まれた浅間山。長野県内では今シーズン全国最低となるマイナス5.6℃を観測しました。
地元の人：「冬支度ですね。今年、暑い時期が長かったので冬支度が遅れています」
21日、旭川で初雪が舞った北海道では、青い池もうっすらと雪化粧しています。湿った雪が積もっていて、空気もぐっと冷え込んだように感じます。
「美瑛ブルー」と親しまれる青い池。紅葉したカラマツと…雪。秋と冬のコラボに沸いていました。
観光客：「紅葉と雪のタイミングはなかなかないので、きのうから天気予報を見て来ようと思っていた」
■関東から西は秋晴れ 行楽日和に
都市部でも冷え込みが強まります。東京の最低気温は11.5℃。
ポカポカのグルメも人気です。茨城の海でとれた旬のアンコウ。客の目の前でさばかれ、あんこう汁が振る舞われました。
秋の風物詩を楽しむ人もいます。秋晴れの空の下、丘を赤く染め上げた3万3000本のコキア。猛暑のせいで色付きは去年より1週間ほど遅れていましたが、今月に入って冷え込みが厳しい日も多く、ようやく見頃がピークを迎えました。
一方、米子城の天守台には最後の秋を楽しもうと日の出前から2500人が集まりました。狙うのは、向こうに見える大山です。しばらくすると、シャッターチャンス到来。朝日と頂上が重なる自然現象「ダイヤモンド大山」。10月の気象条件の良い日だけ見られるそうです。
週明けも冷え込みは強まる見込みです。
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