“秋の味覚”サケが不漁…漁師ため息 「お呼びでない」フグ販売に注意(2023年10月13日)

“秋の味覚”サケが不漁…漁師ため息 「お呼びでない」フグ販売に注意(2023年10月13日)

“秋の味覚”サケが不漁…漁師ため息 「お呼びでない」フグ販売に注意(2023年10月13日)

■“秋の味覚”サケが不漁 漁師ため息

 秋の味覚のサケが取れるはずの時期ですが、北海道函館市の定置網に掛かるのは“お呼びでない魚”ばかり。北海道より南の海で取れるシイラや特徴的なしま模様、ぷっくり膨れた姿を見せるフグも目を引きます。

 北海道でピークを迎えた秋サケ漁が不漁です。漁獲数は先月末時点で去年の同じ時期の6割ほどととなっています。原因とみられるのが海水温です。

 道総研さけます・内水面水産試験場 卜部浩一研究主幹:「サケは北海道沿岸に近寄ってくる水温が20℃を下回るという条件が必要。サケがやってくる時期の遅れにつながっていると考えている」

 例年、道南のサケが並ぶという札幌市のスーパーでは、今年は北の海・オホーツク産の小型のサケを仕入れています。

 吉本水産 東城哲也店長:「すぐにということはないが、今後、少しずつ値上がりするかもしれない」

■「お呼びでない」フグ販売に注意

 一方、佐賀県でも「お呼びでない」フグが…。

 スーパー内の鮮魚店で販売されていたシラス干しのパックにフグとみられる稚魚が混入していました。その体長はわずか7ミリほど。購入者が保健所に「フグの稚魚では」と連絡し、発覚しました。同じ時期に仕入れたシラスは7日から40パックが販売されています。健康被害は確認されていませんが、佐賀県は「当該商品を絶対に食べないよう」呼び掛けています。

 稚魚の毒について佐賀県の担当部署はフグが毒を蓄積するメカニズムはしっかり解明されていないため、稚魚でも毒がないとは言い切れないと判断しているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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