死者は合計5万2000人…トルコ・シリア地震から1か月 トルコで192万人が避難生活 求められるケア｜TBS NEWS DIG
トルコとシリアを襲った大地震からきょうで1か月となりました。死者はあわせて5万2000人。トルコだけでも192万人が避難生活を強いられていて長期的な支援が必要になっています。
鮮やかで個性的な絵が並ぶのは、トルコ南部にある避難所です。地震で子どもたちが負った心の傷を癒す取り組みが行われています。
先月6日、マグニチュード7.8の地震が発生。隣りのシリアとあわせた死者は5万2000人を超えました。南東部の町では5日、地震で被害を受け、取り壊される予定だった建物が倒壊。トルコでは建物倒壊の責任を追及する捜査が続いています。
トルコ政府によると、避難生活を強いられているのは192万人。そのうち144万人はテントで生活しています。
記者
「テント生活も1か月となり、被災者たちは疲れが溜まっています。心のケアも大切になっています」
被災者
「怖かった」
シリアでも、被災者のケアは大きな課題です。北西部の反体制派地域で救助に当たる民間組織は、「子どもたちは地震を怖がり、不安になっている」として学校で避難訓練を実施。
また、10年以上続く内戦の影響で反体制派地域への支援の遅れが指摘されているほか、トルコに逃れていたシリア難民は地震でさらに苦しい生活を強いられています。
トルコとシリア、どちらにも長期的な支援が必要になります。
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