安全性高い“奇跡のシステム”に障害 復旧めど立たず 専門家「長期化の可能性」(2023年10月11日)

安全性高い“奇跡のシステム”に障害 復旧めど立たず 専門家「長期化の可能性」(2023年10月11日)

安全性高い“奇跡のシステム”に障害 復旧めど立たず 専門家「長期化の可能性」(2023年10月11日)

 利用者(60代):「きのう午前10時ごろ、他銀行から振り込んだが、まだ入金されていない」「管理費を振り込もうと思ったけど無理だから諦めて、とにかく早く振り込めるようにちゃんとやってほしい」

 一日経っても終わらない「全銀ネット」のシステム障害。影響を受けた11の金融機関では、10日に受け付けた他の銀行などへの振り込み、およそ140万件のうち40万件に遅れが発生。三菱UFJ銀行では午後から他行への振り込みの受け付けを取りやめる事態となりました。

 発生から34時間が経過しても復旧のめどが立っていません。その原因とみられているのが「中継コンピューター」。このコンピューターは銀行と全国銀行データ通信システム「全銀システム」をつなぐもので、異なるシステムで動いている各銀行のデータの形式をそろえる働きをしています。

 ITジャーナリスト 三上洋氏:「それを11の銀行で古い仕組みから新しい仕組みに変更した。ところが、その新しい仕組みにしたら不具合が出て動作しなくなった」

 「全銀システム」が稼働したのは今から50年前の1973年。

 ITジャーナリスト 三上洋氏:「全銀システムは安全性が高く、今まで止まったことがない『奇跡のシステム』とも言われてきた。信頼できるシステムだったゆえに、ここでのトラブルは長期化する可能性があります。もしかしたら(復旧は)数日から1週間かかるかもしれない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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