“ネギショック”「今年はまだ…」出荷量ゼロの衝撃 名産地・深谷ピンチ(2023年10月2日)

“ネギショック”「今年はまだ…」出荷量ゼロの衝撃 名産地・深谷ピンチ(2023年10月2日)

“ネギショック”「今年はまだ…」出荷量ゼロの衝撃 名産地・深谷ピンチ(2023年10月2日)

 これからの季節、温かい料理に欠かせない名脇役のネギ。おなかいっぱい味わいたいところですが…。

 ゆるキャラの角も「ネギ」な埼玉県深谷市は全国有数のネギの名産地。甘い「深谷ねぎ」はブランドネギとして定着していますが、実は今、“ネギショック”ともいえる事態に襲われていました。

 鏡農園代表 鏡翔平さん:「(Q.ネギが生えていない場所があるが?)抜いたわけじゃなくて、自然にネギが消えていっちゃう」

 畑からネギが消えたとのことで、近くで見せてもらうと…。

 鏡農園代表 鏡翔平さん:「こうやって下の方から腐っていって、すごい臭いも発して。根っこが腐っちゃって、そこからもうネギ自体が下からどんどん腐っていくような感じですね」

 腐ったネギはとけてなくなってしまいました。

 鏡農園代表 鏡翔平さん:「例年だと、こちらに山積みになったネギが山積みになったトラックがここに入って作業するという感じですね」「(Q.今年の出荷量は?)今年はまだゼロですね。太さ、規格になるまでの大きさになっていないんで、まだ始められていない状況ですね」

 原因となったのは「異常な暑さ」。その暑さによる不作は価格を直撃しています。

 鏡農園代表 鏡翔平さん:「(ネギの)出荷量が少ないから高値になっていて、正直かかっている経費自体は一緒なんで、もう少しどうにかならないかなと」

 影響は深谷ねぎ料理が売りの飲食店にも…。

 2本近く深谷ねぎを使っているという、かき揚げ。ネギ好きには人気のメニューですが、悩みの種になってしまいました。

 割烹 楓 井上昌紀店長:「ネギ料理が(価格と)釣り合わない。これは厳しいなと」

 ネギの仕入れ値が例年の2倍から3倍に。料理の価格は上げず、何とか踏ん張っている状況です。

 割烹 楓 井上昌紀店長:「深谷ねぎ売りたいので、深谷なので。観光の方も多いので、ネギ料理の需要が多いので。大変ですけど頑張って。12月にはネギが大量に出ると思うので少し我慢」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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