フルーツ王国 山梨「次の一手」 “赤いシャインマスカット”その味は?(2023年9月25日)

フルーツ王国 山梨「次の一手」 “赤いシャインマスカット”その味は?(2023年9月25日)

フルーツ王国 山梨「次の一手」 “赤いシャインマスカット”その味は?(2023年9月25日)

■今が旬!シャインマスカット

 季節が前倒しとなっているのが秋の果物「シャインマスカット」です。

 日本のぶどう栽培“発祥の地”と伝わる山梨県甲州市勝沼のぶどう農家を訪ねると、ぶどう農家の古屋さんは異例の暑さや急な雷雨など今年は苦労が多かったと話します。

 ぶどう農家 古屋陽平さん:「5~6月から猛暑の日が続いてぶどうにとっては特に雨。紙の袋を(ぶどうに)直接1房1房、人の手で包む。雨風に当たらないように、病気になりにくいよう努力をしている」

 ただ、その分しっかりと日差しが降り注ぎ栄養が実に集中。玉張りは抜群です。全体の収穫量も前年比120%になりました。

 さらに気になる甘さは…。

 ぶどう農家 古屋陽平さん:「糖度は例年と比べて今年は高め」

 年々、シャインマスカットの流通量が増えるなか、フルーツ王国・山梨ではすぐに次なる一手を打っていました。

 ぶどう農家 古屋陽平さん:「赤いシャインマスカット」

 赤いシャインマスカットの時代がもう、すぐそこまで来ています。

■フルーツ王国 山梨「次の一手」

 種なしで皮ごと食べられる人気のぶどう「シャインマスカット」。

 山梨県のぶどう農家では、その“赤系”の栽培が始まっています。

 ぶどう農家 古屋陽平さん:「『サンシャインレッド』という名前のぶどう。もう、今やっと初物や2年物がなり始めて、手探りをしながら作っている状態」

 先月、商標登録されたばかりだという「サンシャインレッド」。山梨県果樹試験場で開発されました。見せてくれたのは、完成された赤いシャインマスカット。風味や色を調査する果実調査など試行錯誤を繰り返すこと15年。苦労の末に完成しました。

 山梨県果樹試験場 生食ブドウ育種科 小林正幸研究員:「“赤”というところでシャインマスカットと差別化ができる。並べて売っても色鮮やかでキレイかな」

 特徴はシャインマスカットを上回る香りです。

 今年の収穫はほぼ終了しているとのことですが、3年前から苗木が配られ、すでに農家で栽培が始まっているため来年以降、直売所などで購入できます。

 山梨県果樹試験場 生食ブドウ育種科 小林正幸研究員:「日本だけに限らず世界中の人に早く食べて頂きたい。山梨県を代表する品種になっていってもらいたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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