華麗な足技を!片手だけのテコンドー少女 「小さい子に優しくするの得意」記者に語った“もうひとつの夢”|TBS NEWS DIG
生まれつき右腕の肘より先がない6歳の女の子。彼女が挑戦しているのは、テコンドーです。片手だけのテコンドー少女が目指す大きな夢とは。
愛知県に住む松田蒼生さん、小学1年生。
松田蒼生さん
「グーチョキパーでなに作ろ~」
いま夢中になっているのが、テコンドー!なかでも組手の種目では蹴りなど技の評価に加え、“技の美しさ”も問われます。
ただ、蒼生さんには右腕の肘より先がありません。
母・松田 栞さん
「生まれたその日にわかって、それまでエコー検査とかで全くわからなくて。もうパニックですよね、すごく」
医師の診断は「横軸形成障害」。お腹にいる頃、何らかの原因で前腕の成長が止まったといいます。
去年5月、「自分に自信を持てるように」と、母に連れられ訪れたのがテコンドー道場でした。華麗な足技が魅力のテコンドー。すぐに夢中になります。
ただ、不安も…。
「下がっちゃダメ。蒼生も片手で受けられるようにして。いいよ、そうそうそう」
片手での防御は大きなハンデ。ですが、怖がることなく蹴りを繰り出さなくてはなりません。それでもこの2月、帯の色がひとつ上がりました。
母・栞さんは。
母・松田 栞さん
「自分が片手だったらできないよなって思うことも、頑張ってコツを掴んで自分でやっていくので、すごいなと思います」
食事も自分ひとりで頑張ります。大好きな冷やし中華を食べるときも。レモンだって、今ではこの通りです。
先月、3つの道場が集まる練習試合が行われました。
「よーい、始めっ!」
「出していけ!出していけ!」
「蒼生蹴り出せっ!そう!」
かなりの身長差。すると、開始30秒。これが相手の有効打に。それでもかかと落としを見切り、思い切って蹴りを返します!
「はい、やめっ!」
松田蒼生さん
「(今回の試合の)前は前蹴りしかできなかった。負けたけど楽しかった」
敗れはしましたが、蒼生さんは成長も感じていました。
「将来何になりたい?」と、夢を聞いてみました。
松田蒼生さん
「黒帯になって試合で勝ちたい。(テコンドーの)先生になるため。すぱっと蹴れたりさ、みんなにちゃんと教えてくれるところがかっこいいから」
夢はテコンドーの先生だけではないようで。
松田蒼生さん
「保育園の先生。自分より小さい子に優しくするの得意」
強くて、優しい人を目指して。夢は始まったばかりです。
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