野党・支持団体トップが“異例中の異例”・・・連合会長 自民党会合に出席 接近する動き(2022年4月19日)
「連合」の芳野友子会長が18日、自民党の会合に出席し、最低賃金の引き上げなどを訴えました。立憲民主党など、野党を支援してきた最大支持団体のトップが、自民党の会合に出席するのは、異例です。
■接近する動き・・・新年会に岸田総理
労働組合の中央組織、連合の芳野友子会長が18日、自民党本部で開かれた会合に出席し、雇用や労働環境の安定の必要性などについて、自民党議員と、意見交換を行った。
連合・芳野友子会長：「私どもの政策実現のために、ぜひ自民党にも、お力を貸して頂きたいというお願いをし、自民党のほうからも、ぜひ課題解決に向けてということを頂けたので・・・」
しかし、日本最大の労働組合・連合は、自民党ではなく、野党・立憲民主党や国民民主党の支持団体だ。
その会長が、自民党の会合に出席するというのは、異例中の異例だ。
実は、連合と自民党が“接近”する動きは、今年1月にも・・・。連合の新年会に、岸田文雄総理大臣の姿があった。
岸田文雄総理大臣：「来たる参議院選挙。これは、大変重要な選挙であると思っております。ぜひ、政治の安定という観点から、我々与党にも貴重なご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げる次第でございます」
自民党出身の総理が出席するのは、2013年の安倍元総理以来、9年ぶりの出来事だ。
■立憲「自民のしたたかな連中に・・・」
さらに、異例な動きは、それだけではない。
小渕優子組織運動本部長や麻生太郎副総裁が、芳野会長と会食するなど、連合と自民党が関係強化を図るかのような動きを見せていたのだ。
参院選を前に、連合のトップが自民党の会合に出席することに対し、14日に支援を受ける立憲民主党の小川淳也政調会長は、次のように話した。
立憲民主党・小川淳也政調会長：「時期が時期ですので、自民党のしたたかな連中に・・・。自民党のしたたかな方々に、皆様に、悪用されないように、悪宣伝に利用されないように、お気を付けだけは頂きたいなと」
（「大下容子ワイド！スクランブル」2022年4月19日放送分より）
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