岸田総理「人間の尊厳」を強調 ロシアなど念頭に国連で一般討論演説(2023年9月20日)
国連総会に出席した岸田総理大臣は、ロシアのウクライナ侵攻などを念頭に「人間の尊厳」が守られる世界が重要だと演説し、各国に協調を求めました。
政府関係者は、国際社会の深まる分断に歯止めを掛けるためには「人間の尊厳」という原則論を打ち出すしかなかったと明かしています。
岸田総理大臣：「人間の尊厳に改めて光を当てることによって、国際社会が体制や価値観の違いを乗り越えて人間中心の国際協力を着実に進めていけるのではないでしょうか」
また、岸田総理がライフワークだとする核軍縮を巡っては、新たに30億円を拠出して、海外の研究機関などに核軍縮の議論を促す組織を設置する考えを表明しました。
核を持つ国と持たない国で二分化している議論の橋渡し役を目指します。
国連安保理については、改めて改革の必要性を訴えました。
ロシアなどによる拒否権の行使で機能不全に陥っている状況の改善を図りたい考えです。
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