熱中症で搬送…連休最終日に14地点で猛暑日 収穫早まる果物も(2023年9月18日)

熱中症で搬送…連休最終日に14地点で猛暑日 収穫早まる果物も(2023年9月18日)

熱中症で搬送…連休最終日に14地点で猛暑日 収穫早まる果物も(2023年9月18日)

3連休最終日の18日も、全国的に気温が上昇しました。

暑さに慣れている地域もありますが、熱中症で搬送された事例もありました。

京都市のインターナショナルスクールでは、体育の授業を終えた児童7人が熱中症とみられる症状を訴え、このうち4人が搬送されました。気温は午前9時で27.8度と8月下旬並みの高さでした。

午後3時の東京都世田谷区。祝日ということもあって、川遊びをしている家族連れがいますが、日陰から出ることができません。まるで夏休みと錯覚してしまうような光景です。
川遊びをしていた人:「まさか9月に川に入れると思わなくて。もしかしたら10月まで入れちゃうんでしょうか」

18日、全国で猛暑日となったのは14地点。最も暑かったのは、36.4度を記録した岩手県釜石市で、平年と比べ、12度以上、上回りました。
また、9地点で観測史上最も遅い猛暑日となりました。

なぜこんなに暑いのでしょうか。
気象予報士・眞家泉さん:「原因の一つとなるのが、太平洋高気圧です。太平洋高気圧は、夏の高気圧なんですけれども、9月に入ってからも日本付近を覆っている状態が続いている。この影響もあり、特に北日本や東日本で気温の高い日が続いている。それに加え、フェーン現象の影響もあり、特に東北地方で異例の暑さになった」

5地点が猛暑日となった東北では、人の集まる場所に異変が起きていました。
福島県郡山市にある『いも煮会場』が、がらんとしています。いも煮は、秋の風物詩のはずですが、にぎわっていたのは、同じ敷地内にあるバーベキュー会場でした。
来場者:「暑くて、最後の夏の思い出を作りたくて。(Q.いも煮の季節ですけど)バーベキューの方がおいしいかなって」
来場者:(Q.夏休みが終わり1カ月、暑いのは)めちゃくちゃ嫌。アイス1000本くらい食べたい」

果物にも影響が出ています。
仙台市のブドウ園で子どもたちが夢中になって採っていたのは、シャインマスカット。収穫のピークが例年に比べ、3週間ほど早まったといいます。また、いつものシャインマスカットとは違うようです。
JRフルーツパーク仙台あらはま・菊地秀喜さん:「熟度の進みがはやいので、シャインマスカットというと緑のイメージが強いかと思うが、黄緑、黄色まで進んだ房が多くて、黄色までいくと、香りは少し薄くなるが、甘さが際立って、人によっては、のどがイガイガするぐらい甘い」

日が暮れ始めてから動き始める人たちもいます。
東京都港区で開かれている『芝公園オクトーバーフェスト2023in 御成門駅前』。このビールフェスティバルは、毎年9月上旬に始まるイベントですが、今年は厳しい残暑で時期を遅らせての開催です。冷たいメニューを増やすなどしてお客さんを迎えます。
来場客:「日中は外に出れないと思って。予報でも30度以上ってなっていたので、夕方になってから活動しようかなと思って来ました」
オクトーバーフェスト実行委員会広報担当・白沢翔さん:「早く涼しくなってくれるのかなと思っていたが、思った以上に暑い時期が長かったです。5度くらい涼しくなってくれるとうれしいなと。熱中症にならないよう、水分補給しながら飲んでいただけたら」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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