米追加制裁 ロシア最大銀行に対象拡大もSWIFTから除外せず「効果出るまで1カ月も」(2022年2月25日)
アメリカがロシアに対して、金融などの分野で追加制裁を決めました。しかし、効果を疑問視する声も上がっています。
アメリカ政府はG7各国に協調する追加制裁として、ロシア最大の銀行を含む主要な金融機関でのドル建て決済を禁止し、アメリカ国内で1兆ドル=日本円で116兆円ほどと推計される資産のほとんど凍結します。
また、ロシアの軍事産業に打撃を与えるため、半導体など先端技術の輸出も規制します。
一方、欧州の反対を受け、最も制裁効果が大きいとされるドル建ての国際送金システム=「スイフト」からはロシアを除外しませんでした。
その理由としてCNNはガソリン価格が高騰しているなかで、ドル建ての石油や天然ガスの購入に悪影響を及ぼさないためではないかとしています。
バイデン大統領は「制裁の効果が出るまでに1カ月ほどはかかるだろう」と述べました。
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