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“アプリ婚”変わるインドの結婚事情 若者の間で人気…選ぶ理由は? 夫婦2組を取材(2023年9月14日)
人口が中国を抜き世界1位となったインドで今、アプリを使って結婚相手を探す“アプリ婚”が話題となっている。番組では実際に“アプリ婚”をした2組の夫婦を取材。すると、インドならではの結婚事情が見えてきた。
■特有の項目も…伝統的身分制度「カースト」
インド モディ首相:「21世紀の今は、全世界に新たな方向性を示す重要な時です」
G20で初の議長国を務めたインド。人口も世界一となり、勢いに乗るなか、今若者の間で人気を集めているものがある。それが、「婚活アプリ」だ。
利用者が急増し、現在、国内には1500以上の婚活アプリがあるという。
これまで結婚相手を見つける場合、親や親戚の紹介が多く、住んでいる地域以外の人と出会う方法がなかったというインド。アプリで結婚はどう変わったのか?
番組では、実際にアプリで知り合い結婚した2組の夫婦に話を聞いた。
夫 シュレヤスさん(36):「彼女は几帳面で掃除好きです」
妻 ハルシャルさん(32):「彼は我慢強くてあまり怒らない人です」
6年前に結婚した、銀行員のシュレヤスさんとクリニック経営者のハルシャルさん。2人はアプリを通じ、お互いの両親の了承を得て、交際を始めたという。
ハルシャルさん:「両親が先にアプリを見ていて、学歴、職種、給料、星占いが合うかどうかなどの条件で、理想の相手を探してくれていました。すると、彼が出てきたんです」
婚活アプリでは、年齢、学歴、収入などを入力し、理想に合う相手を検索できるのだが、インドのアプリには特有の項目がある。それは、基本4つからなる伝統的な身分制度「カースト」だ。
ハルシャルさん:「両親からはアプリでお見合いするなら、同じカーストの人を探してと言われました」
シュレヤスさん:「僕の両親も同じでした」
ハルシャルさん:「最近は都市部ではカーストを気にしない傾向がありますが、田舎にいくほどカーストが厳しくなります」
現在は「カースト」による差別は憲法上禁止されているが、結婚相手を探す場合は、親から同じカーストに属する相手との結婚を求められ、それに従うケースも少なくないという。
■“若者にマッチ”海外に住むインド人も対象
そしてもう1組、データエンジニアのロハンさんと、理学療法士のプージャーさん夫妻。
夫 ロハンさん(28):「妻の一番好きなところは、話し好きなところです。彼女がいつも話してくれたから僕も安心できたんです」
妻 プージャーさん(28):「彼はとても優しくて、無口ですが人に好かれる性格なんです。そこがとてもいいなと思いました」
結婚相手を探していた2人は、コロナ禍だった2020年に婚活アプリで知り合い、結婚したという。
プージャ―さん:「(コロナ禍でも)そこで登録したら、同じカーストの人に会えると思いました」
2人が登録したのは、同じカーストの人たちが集まるコミュニティーの婚活アプリだ。
プージャ―さん:「アプリの『カースト出会い会』がムンバイやプネといった都市で頻繁に行われています。他にも同じことをやっている人が大勢います」
ロハンさん:「アプリの『出会い会』こそチャンスなんです」
婚活アプリは、インド全体、また海外に住むインド人も対象となる。そこが今のインドの若者にマッチしているという。
プージャ―さん:「アプリがなければ、口コミに頼るしかありません。探すには限界があります。アプリがあれば、違う地域の人も探せるし、違う国の人にも会える。探せるチャンスが多いんです」
■カースト…インド全体で約2万5000種類に細分化
婚活アプリでインドの結婚はどう変わるのだろうか?
BBCによると、カーストは地域によっても異なるそうで、そうしたものまで分類すると、インド全体ではおよそ2万5000種類に細分化されるそうだ。
インド出身の人に伺うと、カーストごとに生活習慣や伝統的な料理などが違うため、そうした点からも結婚相手は、同じカーストの方が生活しやすいという側面もあるそうだ。
■インドの若者の意識は?
インドの政治や文化に詳しい、岐阜女子大学客員教授の堀本武功さんは、「結婚相手を親族や友人の知り合いなど、狭いコミュニティーの中で探すことが多かったが、婚活アプリの普及で遠く離れた地域の同じカーストの人と結婚できるという選択の幅が広がり、自由度は増すだろう」と話す。
そして、番組で聞いたインド出身の人によると、「インド社会はまだカーストにこだわっているが、婚活アプリが普及することで将来的にはカーストに関係なく、自由恋愛や結婚ができればいいという若者は多くいる」「インドは女性が結婚前に多額の持参金を夫の家族に贈る風習もいまだにあるが、こういったこともなくして自由な結婚がしたい」と話していた。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年9月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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