病院やバス停に…秋田でクマ被害相次ぐ 岩手ではキノコ狩り中に襲われ高齢女性死亡(2023年10月20日)
クマによる被害が19日も各地で発生した。岩手の山では高齢の夫婦が襲われ、妻が亡くなり、夫が重傷を負った。
■秋田でクマ被害相次ぐ 一日で6人襲われけが
19日午後6時半ごろ、秋田県由利本荘市の病院で1頭のクマが見つかった。
体長50センチほどの子グマとみられ、県や市の担当者が病院内に閉じ込めたうえで、およそ2時間半後に捕獲された。幸い、この病院では、クマによる人への被害はなかったが…。
同じく秋田県内の北秋田市では、19日の一日だけで6人がクマに襲われ、けがをした。
警察：「クマによる人身被害が出ました。車での移動をお願いします。徒歩での移動は控えてください」
街の中心部に位置する建物には、クマの痕跡が残されていた。
さらに、このバス停付近では、女子高校生と80代の女性がクマに襲われた。
目撃者：「クマがおばあさんに覆いかぶさっていました」「（Q.どれくらいの大きさか）1メートル50センチくらいだと思います。クマが逃げた後に傷口を見たが、肩も出血、背中は爪で刺さった感じですね。よそでも（クマの被害が）出ていたので、救急車がなかなか来ないので、消防がワゴン車で病院まで連れて行きました」
また北秋田市内では、下校途中の女子中学生もクマに襲われ、頭などにけがをしている。
住民：「初めてだ。85（歳）になるけど初めてだ」「急きょ鈴だけあったので。笛が入っています。こうでもしないと、クマがどこにいるか分からないですから」
さらに秋田県の隣、岩手県八幡平市でも、キノコ狩りをしていた高齢の夫婦がクマに襲われ、妻が死亡。助けに入った夫も頭をかまれるなどのけがをしている。
（「大下容子ワイド！スクランブル」2023年10月20日放送分より）
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