渋谷で外国人“路上飲み”急増 SNSで人気に…コンビニ前が観光名所化も「ごみの山」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月5日)

渋谷で外国人“路上飲み”急増 SNSで人気に…コンビニ前が観光名所化も「ごみの山」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月5日)

渋谷で外国人“路上飲み”急増 SNSで人気に…コンビニ前が観光名所化も「ごみの山」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月5日)

 東京・渋谷で、外国人観光客などによる迷惑な“路上飲み”が急増している。ごみのポイ捨て、店のシャッターが壊されるなどマナーの悪さが問題視され、区が今月1日から毎日パトロールする事態となっている。

■路上がクラブ状態に…外国人の“路上飲み”が急増

 路上で酒を飲み、大騒ぎする人たち。

 20代学生:「路上飲酒する人っていうのは居酒屋に行くお金がないから路上で飲んでる」

 20代フリーター:「酒もぬるくなるので、早く飲もう早く飲もうとなっちゃう。そうしたら酔っぱらっちゃう」

 酔っぱらって座り込む人や、路上で寝ている人もいる。

 道路には、大量のごみがあふれている。

 さらに今、渋谷で外国人の“路上飲み”が急増。酒を飲みながらスピーカーで音楽を大音量で流す人やダンスをする人もいて、路上はクラブ状態に。

 アメリカ人男性:「アメリカでは路上で飲むことができない。ここは路上で飲むことができるのでいいよね。かっこいい、かっこいい。(酒を飲んでも)自分のことをコントロールすることができていれば、大丈夫じゃないかな」

 しかし、その10分後。道路標識を掴み、懸垂をするような格好に。すぐ横を通る人達に足がぶつかりそうになるも、お構いなしの様子だ。

 パトロール隊員:「ここで飲んじゃいけないって言ったよね」

 外国人男性:「まさに今、移動しようと思っていたところさ」

■区が対策を発表 区長「街はパーティー会場ではない」

 路上飲みをする人たちに壊された店もあった。

 三千里薬品 宇田川店 西村清店長:「へこんでいるの分かります?(閉店後)僕たちが帰った後に、酔っ払いがたむろしたりするんですよ。こうやるんですよ。もう何回もありますよ」「(Q.シャッターをかえると、いくらかかる?)10万円とか、そのくらいはかかる」

 渋谷区は悪質な路上飲みに対して、新たな対策を発表。それが「迷惑路上飲酒ゼロ宣言」。

 渋谷区 長谷部健区長:「パーティー会場ではないので、街は。路上飲酒という空気がない街にしていきたい」

■毎日パトロールも…「いたちごっこ」 

 パトロール隊員:「渋谷区では路上飲みによるごみが大変問題になっています」

 1日から毎日午後8時から翌朝5時までの間、英語を話せる警備員を含む6人体制で、センター街などのパトロールを行っている。

 パトロール隊員:「こんばんは。路上でお酒を飲むことは許されていません」

 外国人女性:「そうなの?」

 外国人男性:「今すぐ立ち去ったほうがいい?」

 隊員:「キリないですね、いたちごっこです。ちょっと離れたら、また集まるので」

 ビールジョッキ片手に路上飲酒している。さらに、道を歩く女性たちに大声で叫び挑発する外国人もあった。

 オーストラリア人男性:「何見てるんだよ!」

■SNSで“路上飲み”が人気に コンビニ前が観光名所化

 なぜ、渋谷で路上飲みをするのか。観光で日本に来たフィリピン人4人と、その友人の日本人女性は次のように話す。

 フィリピン人男性:「色々な人に会って、安く飲んで、いい時間を過ごすってことだね」

 フィリピン人女性:「路上でお酒を飲むのは楽しいです。飲み続けちゃう」

 日本人女性:「渋谷といったらコンビニの前で“ワン缶”みたいな。(外国人の中では)カルチャー化しているので、それを経験したいっていう」

 パトロール隊員:「SNSを通して集まるので。フェイスブックとかインスタグラムとか。ここが今、外国人にとって最も集まりやすい場所だと有名なスポットになっている」

 外国人観光客などの間では、SNSで渋谷の路上飲みの様子が投稿され人気になっている。

 「路上で酒を飲みたい」と、渋谷センター街のコンビニ前が観光名所化しているという。

 しかし、路上飲みをしているコンビニの前はごみの山に…。

 アメリカ人男性:「終電まで渋谷にいてって感じ」「(Q.これ(ごみ)お兄さんが飲んだやつ?)いやいやいや。誰かが片付けてくれたら。こういう状況だから仕方がない」

 日本在住のコンゴ人男性:「もうやばいよ、ここ。いつでもやばい。物を外に捨てるから、めちゃ汚い。それは、ちょっと恥ずかしいですよね」

 飲食店店員:「ごみは、当たり前のようにあるんで。結構ひどいですよね。お客さんもお店に入る時、汚かったら入りたくないじゃないですか。嫌だな思う」

 さらに、コンビニの配送作業の妨げにもなっている。

 パトロール隊員:「搬入しますんで。荷物も通れない」

■路上で倒れ込んでいる外国人…横には酒のビン

 スクランブル交差点付近にある木の下では、インドネシア人の4人組が重なり合うように寝転がっていた。

 インドネシア人男性:「電車待ちながら。2時ごろに酔っぱらっちゃって。もう無理。もう飲めない」

 パトロール隊員:「おはようございます」

 路上で倒れ込んでしまっている外国人。そのすぐ横には、酒のビンがある。

 パトロール隊員:「これは、あなたの携帯電話ですね。かばんに入れますね。しっかりとかばんを持って」

 外国人男性:「ありがとう。あなたはすてきな人ですね」「(Q.どこ出身ですか?)どこから来たかって?メキシコからさ」

 パトロール隊員:「始発に乗りますか?」

 メキシコ人男性:「そうです。友だちが迎えに来てくれると思うんだ」

 雨が降っても、気にすることなく路上飲みを続ける外国人たち。傘をさす人もいるが、移動する気配は全くない。

 渋谷で路上飲みをしたかったという、ドイツ人とアメリカ人のグループは…。

 アメリカ人男性:「(Q.ちゃんと缶は持ち帰って捨てて下さい)そうですね、します、します。俺は(ちゃんと)します」

 飲み終わった酒の缶をごみ箱に捨てると約束したのだが、路上に置いて帰ってしまった。

 しかし、撮影されていることに気づいたのか、慌てて戻って来て缶をコンビニのごみ箱へ。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年9月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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