ジャニーズ事務所に“要望書”提出 当事者の会「被害者と対話を」(2023年9月4日)

ジャニーズ事務所に“要望書”提出 当事者の会「被害者と対話を」(2023年9月4日)

ジャニーズ事務所に“要望書”提出 当事者の会「被害者と対話を」(2023年9月4日)

 「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が4日午後に会見し、ジャニーズ事務所に対して被害者との対話や基金の設立などを要請しました。

 ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也代表:「今、僕らは声を上げられて伝えることができますが、それさえ出来ない、それさえ許されない被害者、本当にたくさんいますし」

 午後2時から始まった「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の会見。当事者の会はジャニーズ事務所に対し、事実究明と対話救済のために要請書を提出したことを明らかにしました。

 ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也代表:「ジャニーズ事務所が今後、一方的に案を講じるのではなく、私たちとあるいは私たち以外の被害者と対話、そしてその中から生まれてくるアイデアだったり、希望だったりをくんでもらいたいというような意識で、この本文を作りました」

 公表された要請書によりますと、当事者の会はジャニーズ事務所に対して被害者と直接対話や協議を行い、被害者に寄り添った対策を求めています。

 杉山和也弁護士:「過去の裁判例で言えばこの手の被害というのは正直、慰謝料で100万円とか150万円というところが相場になっているが、一律100万円を給付して終わりと。後は司法的救済の基準からすれば時効、除斥期間は20年なので、20年過ぎた方には救済されませんとか一方的に出されても、それでは真の救済ははかられないのかなと考えているので、そのような問題意識から今回の提言策を確認させていただいた」

 さらに、当事者の会は刑事告発の準備を進めていることも明らかにしました。

 ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也代表:「これについてはほぼ完璧な準備を致しました。中身は見せませんし見せられませんし、言うつもりは今のところ、きょうはこの具体性においては説明を控えさせていただきます」

 ジャニー喜多川氏による性加害問題。先月29日に「再発防止特別チーム」が性加害を事実と認定しています。

 再発防止特別チームがまとめた調査報告書を受け、ジャニーズ事務所は「提言及び会見内容を真摯に受け止め、今後に予定をしております弊社による記者会見にて、その取り組みを誠心誠意ご説明させていただく所存でございます」とコメントしています。

 9月7日の会見で今後の対応について説明するとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事