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車も家電も“処分”できず…北極圏“ごみの山”の行方は 現地から中継【北極ノート】#shorts
報道ステーションが継続取材している北極からの中継です。
(Q.後ろは山のようですが、どのような場所ですか)
松本拓也ディレクター:自然豊かな北極圏ですが、いま、私がいるのは“ごみの山”の前にいます。ここは、人口600人が住むカナックの村から1キロほど離れた場所にあるごみ捨て場です。北極の村には、日本のようにごみを処理する施設がないため、出たごみは集めて1カ所に置いておくしかないそうです。
家庭ごみがあります。もともとはごみ袋に入っていたはずですが、破れて散乱している状態です。嫌なにおいはしますが、気温が低いので、そこまで強烈なにおいはしていません。
また、ごみの山には、冷蔵庫や洗濯機、オーブン、車なんかもそのまま置いてあったりしています。私の身長は、175センチほどですが、比較すると、高いところでは3メートル近くごみが積みあがっている場所もあります。
(Q.処理は、どのように行われるのでしょか)
これまでは、ある程度、ごみが集まったら、燃やせるものは燃やしていたそうですが、有害な煙などが出ることから、自治体から「今年からごみを燃やさないように」という連絡が来たそうです。ただ、現状は、ごみがこの場所にどんどん増え続けている状況です。
去年、初めて、日本の研究者がごみ捨て場周辺の土壌汚染について調査を行いました。その結果、人体に有害な“カドミウム”や“鉛”といった物質が検出されたそうです。
この場所は、海から非常に近く、満潮時はそこまで海水が来ます。氷河の溶け水や雨水が、ごみ捨て場の中を通っていて、これが海に流れてしまっています。海にまで汚染が広がっている可能性があります。そのため、今年、海のサンプリング調査も行われる予定です。
(Q.住民は、この状況をどうとらえているのでしょうか)
生活に直結する話ですので、関心が非常に高いです。ただ、このごみの山を、ほかの場所に移動させるとなると、非常にコストがかかるので、まずは、ごみの汚染が垂れ流しにならないように、囲いを作ることなどが現実的なのではないかという話し合いが住民のなかで行われていました。日本の土壌汚染の調査結果をもとに、グリーンランド政府に対して、早急に対策を求めていきたいとしています。/a>



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