“せんべろの街”の名物「若鳥の唐揚」に大行列…東京・立石の老舗“再開発”で閉店【知っておきたい!】(2023年8月31日)
1000円もあれば、気持ちよく酔える“せんべろの街”として知られる東京・立石で、創業60年以上という居酒屋「鳥房」が30日、閉店の日を迎えました。
京成立石駅の高架事業に伴う再開発で、9月4日から解体事業が始まるためです。
消え行く昭和の街並みにできた一際長い行列。名残を惜しむ客のお目当ては、名物の「若鳥の唐揚」でした。
常連客:「(Q.チキンは毎回?)当たり前ですよ。そのために来てんだから。食べたことないでしょ。食べてくださいよ。絶対はまりますから。楽しくおいしくすごさせてもらって、本当にありがとう」
ここで生まれ育ったという、「鳥房」主人の水澤昭さん(79)は寂しさを隠せません。
水澤さん:「人情あふれて、あったかみのあるこういう町を、なんでも新しくすればいいというわけじゃないから。時代の流れだとはいえ、残念だよね。お客さんと触れ合わないと、ボーッと生きていると、ボケるんじゃないかと思って」
1年後に再開を目指しているといいますが、具体的な再開する日付などは決まっておらず、不安な表情を浮かべます。
そして迎えた閉店時間…。
水澤さん:「長い間ありがとうございました。閉店です。これで、しばらくお休みに。失礼します。さよなら」
(「グッド!モーニング」2023年8月31日放送分より)
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