中国がビザ発給停止で困惑拡大 「大きな痛手」人事にも…(2023年1月11日)
10日、中国政府が日本人に対する新規のビザ発給業務を停止しました。日本の水際対策の強化に対する報復とみられていますが、国内では困惑が広がっています。
東京・江東区にある中国のビザ申請サービスセンターには、ビザ申請を巡る情報を確認しようとする人たちのほか、ビザを新規に申請しようとする人も訪れました。
新規ビザ申請ができなかった・貿易関係会社の人：「前に何人か並んでいたが帰っていたので無理だろうなとダメ元で聞いてみましたが、人道上の理由以外は受け付けませんよと。中国でビジネスをやっているなかではこういったことは起き得ることですから、リスクの一つとして考えておけば、そんなにびっくりすることでもないかと」
事前申請のビザを受け取れた人・大学生：「理由が定かではない部分がある。行けることに安心しているが、帰る時にどうなっちゃうか不安が大きい」
中国にある日系企業にも影響が出ています。
アパレルメーカーの駐在社員はANNの取材に対し「コロナの影響で停滞していた商談が一気に進むと期待していたが、大きな痛手だ」と不安をにじませました。
また春の人事異動で日本から中国に赴任する予定の社員のビザが申請できず、「人員配置に問題が出る可能性がある」と話しています。
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