「この機会にもっと国産品を」ふるさと納税で海産物2倍…中国“禁輸”に広がる支援(2023年8月30日)

「この機会にもっと国産品を」ふるさと納税で海産物2倍…中国“禁輸”に広がる支援(2023年8月30日)

「この機会にもっと国産品を」ふるさと納税で海産物2倍…中国“禁輸”に広がる支援(2023年8月30日)

中国の禁輸で苦しむ日本の水産物。今回の事態を受けて、全国で漁業者などを応援する動きが広がっています。

官邸では31日、岸田総理との昼食会が開かれました。食材はすべて“福島県産”。お刺身は、処理水放出後の29日に入荷したものだそうです。
岸田総理:「歯ごたえが違うね。コリコリ感、大変おいしいです」

政府は、今週中にも水産物の新たな販路開拓などへの支援策を発表する方針です。

福島県いわき市。“常盤もの”と呼ばれる地元の海産物を扱う店には、ある連絡が殺到しているといいます。それは“ふるさと納税”です。
まるふと直売店・原田和人さん:「(返礼品の注文が)50件くらい、きのう段階であったらしく『受けられますか』みたいな」

いわき市では、海産物などを返礼品にしたふるさと納税をしていますが、1日40件ほどだった申し込みが、150件以上に急増しているといいます。
まるふと直売店・原田和人さん:「応援してくださる方を大事にしていきたい。ちゃんと検査として、数字を公表して、恥じないようにやっていきたい」

ふるさと納税のサイトによりますと、返礼品に国内の海産物を希望する人が、去年と比べて2倍以上になっているといいます。

北海道屈指のホタテの産地・別海町。輸出額の半分は中国向けです。今回の事態を受けて、ふるさと納税での支援を呼び掛けました。
別海町総合政策課長・松本博史さん:「前年に比べ、日によっては5倍だったり8倍だったり。寄付と同時に温かいメッセージをお寄せいただいている」

今回の事態は、国内の海産物に目を向けてもらえる機会になるととらえています。
別海町総合政策課・松本博史課長:「生産者はなんといっても日本人に食べていただきたい。こういう機会を通じて、地方の国産の良いものを選んで食べていただきたい」

街の人もできることをし始めています。
福島のアンテナショップに来た人:「日本人の皆さんが、福島のものに関心を持って、同じ日本人として応援していく人がもっと広がって、福島が幸せになってもらいたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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