“日の丸を遺族に返す”旧日本兵の遺品返還 日米をつなぐ活動に遺族は…「あぁ親父が来るんだな」|TBS NEWS DIG

“日の丸を遺族に返す”旧日本兵の遺品返還 日米をつなぐ活動に遺族は…「あぁ親父が来るんだな」|TBS NEWS DIG

“日の丸を遺族に返す”旧日本兵の遺品返還 日米をつなぐ活動に遺族は…「あぁ親父が来るんだな」|TBS NEWS DIG

戦争の記憶を未来につなぐ「NO WARプロジェクト つなぐ、つながる」です。戦後、アメリカに持ち去られた旧日本兵の日の丸。その旗を遺族に返し、2つの国を繋ぐ活動を続ける男性がいます。

札幌市で内装業を営む、工藤公督さん(48)。工藤さんには、もう一つの顔があります。

工藤公督さん
「兵隊さんの名前があって、署名された方々といろいろな文言がある」

アメリカ兵が戦死した旧日本兵から「戦利品」として持ち帰った寄せ書きの書かれた日の丸。

工藤さんは、日の丸を遺族に返す活動をしているアメリカのNPO法人、「OBONソサエティ」の日本人スタッフです。この夏、工藤さんは沖縄で戦死した北海道出身の3人の旧日本兵の遺族を探し出し、日の丸を返還しました。

先月、工藤さんが向かったのは北海道南部の松前町。戦死した鈴木秀二さんの遺族が住んでいます。翌日の返還式を前に、およそ3年かけて辿り着きました。

秀二さんの長男・鈴木一弘さん(87)です。

戦死した鈴木秀二さんの長男 鈴木一弘さん
「何言っているか、初めは分からなかったけど。ちゃんと聞いて、『ああ おやじが来るんだな』と思って。なんか、ほっとしたというか」

父の手がかりを探してこれまで何度も沖縄を訪れましたが、遺骨や遺品は見つけられませんでした。

秀二さんの日の丸を持ち帰ったのは元アメリカ陸軍の大佐。その孫にあたる男性が旗の持つ意味を知り、返還を申し出ました。

戦死した鈴木秀二さんの長男 鈴木一弘さん
「(あす 旗が見られる。どんな気持ち?)ドキドキしてる。そのとき(出征時)は一緒にいたんだけど、旗を持ったこともないし」

戦死した鈴木秀二さんの長男 鈴木一弘さん
「(眠れましたか?)寝たんだか寝てないんだか分かんねえ」

少し緊張した面持ちで迎えた返還式。およそ80年前の出征の日。最後に見た父が持っていた日の丸がようやく戻ってきました。

戦死した鈴木秀二さんの長男 鈴木一弘さん
「安心した。おやじのもの何も持ったことないもん。うれしい。何も言うことはない」

OBONソサエティ 工藤公督さん
「手にした瞬間、お父さんの名前を見た瞬間、ドキっとしますよね」
戦死した鈴木秀二さんの長男 鈴木一弘さん
「(涙が)ツーって落ちるかと思った」

OBONソサエティ 工藤公督さん
「この瞬間ですよね。本当に手にしてよかったという思いがあふれる瞬間。僕の中では、もうこの瞬間」

2つの国を繋ぐ。工藤さんの活動はこれからも続きます。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/9bhkGQm

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/Uazjw3t

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/QHYSEAB

TBS NEWSカテゴリの最新記事