ハワイ山火事 現地の日本人「電柱で脱出困難」 渋滞に火の手「車が次々爆発」(2023年8月14日)
ハワイのマウイ島で発生した山火事で、これまでに確認された死者の数は93人となりました。現地の日本人が、強風などで避難がなかなか進まない過酷な状況について語りました。
■「車が次々爆発」多数の犠牲か
8日、山火事から逃げる人たちの車内の映像です。前方には同じように逃げる車の姿がありますが、一向に前に進めません。
その時、前を行く車が爆発したのです。
撮影した人たちは、とっさに海に逃げ込みました。火の勢いが収まった海沿いの通りには、黒焦げになった車の列ができていました。車での避難が難しかったことが分かります。
マウイ当局によると、これまでに93人の死亡が確認されましたが、いまだおよそ1000人と連絡が取れず、死者はさらに増える見通しです。
また、2200以上の建物が損壊し、およそ9平方キロメートルが焼けたということです。
12日、テレビ朝日の記者が取材で入ったのは、山火事が発生したラハイナから西に20キロほどの場所にあるカフルイです。島の外から送られてくる支援物資を被災地に運ぶための拠点になっています。
避難所にもなっている街の教会には、一晩に150人から200人が避難していますが、車で寝る人もいて、実際にどれくらいの人が避難しているかは分らないということです。
■現地在住の日本人「電柱がふさいだ」
ラハイナ在住の日本人に話を聞くことができました。2人は事前にラハイナを離れていて無事でしたが、娘は出火時、家に取り残されていたということです。
浅川隆さん:「通行止めも多くて、こっち行ったら通行止め。全然渋滞で動かない。下のほうに海のほうにおりていった」
娘はその後、無事に町を脱出できたということです。
浅川さんによると、町が火に包まれる前から脱出を困難にする状況が生まれていたといいます。
浅川さん:「その時はすでに停電していて。強風で電柱が結構倒れていて。その修理のために、車が通行止めで規制になって。バイパスからの車が、その場で止まっていて、動かなかった」
(「グッド!モーニング」2023年8月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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