お盆でロードサービス利用増 EV増加で“電欠”対策始まる(2023年8月12日)
お盆休みをふるさとや行楽地で過ごす人の帰省ラッシュが続くなか、車の故障に対応するロードサービスを利用する人が増えています。電気自動車の増加に伴い、新たなサービスの試験運用が始まりました。
■お盆でロードサービス利用増
お盆休みに入り、12日も帰省ラッシュが続いています。一方、この時期に急増するのが車のトラブルです。ドライバーの窮地を救うJAFロードサービス隊に密着しました。
JAF世田谷基地に所属する吉田賢二隊員。この道18年のベテランです。午前8時の出勤直後、早速、出動要請が来ました。
依頼者:「きのう、帰ってきた時は圧力減ってなかったので」
ものの数分で空気は入れることができましたが…。この後、炎天下で車をジャッキで持ち上げ、タイヤを外し穴が開いていないか細かくチェックをしていました。
■バッテリートラブル多数
この時期、最も多い車のトラブルはバッテリー関係だといいます。12日、4件目の依頼者はお盆休みの孫を迎えに行こうと車に乗ろうとしたところでした。
依頼者:「(孫に)断りを入れて『車トラブったので(迎えに)行けないよ』と」
バッテリートラブルの原因は2、3日もの間、半ドアにしてしまったためだといいます。
依頼者:「長年、車に乗ってて、やっちまったな…とドジの気持ち。やっちゃったって感じです」
JAF西東京ロードサービス隊 世田谷基地 吉田賢二主任:「(Q.お盆にトラブルが増える根拠は?)あまり普段乗らなくて、お盆の時期にお出掛けする方が多いのかなと思います」
■EV増加で“電欠”対策始まる
また、最近では電気自動車の普及に伴い、発生件数が急増しているトラブルもあるといいます。
JAF東京支部 東東京ロードサービス隊 須永顕仁隊長:「予期せぬ渋滞であったり、暑い夏場ですのでエアコン等を使用し続けると、ドライバーさんの予測に反して電気使用量が増えて電欠になる」
JAFではこれまで、EV(電気自動)車の電池切れいわゆる電欠には最寄りの充電スポットまで車を運搬するという対応しかできませんでしたが、新たにEV充電サービスの試験運用を開始しました。充電ユニットを持った隊員が駆け付け、20分の急速充電で走行が可能になるということです。
JAF東京支部 東東京ロードサービス隊 須永顕仁隊長:「お出掛けいただく際は、満充電で出発していただくことと、あらかじめ出先の充電できるスポットを事前に確認していただきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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