石原慎太郎氏、がん闘病中の訃報 各方面から生前をしのぶ声(2022年2月1日)
元東京都知事の石原慎太郎さんが亡くなりました。89歳でした。1日午後、4兄弟が自宅前で会見し、長男の伸晃さんが昨年10月にすい臓がんが再発し、闘病していたことを明かしました。
長男・伸晃さん:「父・石原慎太郎が本日の午前に急逝致しました。すい臓がんを患っておりまして本当によく闘い頑張ったのでございますが」
1日午後、亡くなった石原さんの長男・伸晃氏ら4人が父親への思いを語りました。
次男・良純さん:「体が動かなくなっても短い時間、1時間2時間ですけど、その時間にワープロに向かう姿はまさしく文学者なんだと。その分、父親としてはかなりユニークな人だったと思います」
三男・宏高さん:「目指すべき政治家の先輩でありました」
看取ったのは4男の延啓さんでした。
四男・延啓さん:「駆け付けたところ、非常に呼吸が荒く、目は開いているけど天井を見つめている状態。眠ってくれると思ったら、そのまま呼吸がスーッと収まって、あっという間に息を引き取った」
作家、国会議員、東京都知事。各方面で活躍した石原さん。
この人も憧れだったといいます。
安倍晋三元総理:「常にさっそうとした姿勢でかっ歩する姿。多くの人が憧れを持ったのではないか」
名古屋市・河村たかし市長:「言いたいこと言われて一つの生き方を貫かれて立派ですよ」
大阪市・松井一郎市長:「『石原御大』と呼んでいた。今もたまに呼ぶんですけど。ご本人は『御大というのはやめろ』と言われました。『年寄りに聞こえるじゃねえか』ということで」
猪瀬直樹さん:「『猪瀬さん副知事お願いします』と謙虚な低姿勢で言うんで」
石原氏を副知事として支えた猪瀬氏。
猪瀬直樹さん:「巨星落つって感じだよね。存在感のある人だったよね」
おととし8月の石原さんの様子です。足取りはゆっくりですが自分で靴を履き、他の参拝者に対しては持論を展開する元気な姿がありました。
去年には5月と10月に2冊の本を出版。作家としての活動を続けていました。
長男・伸晃さん:「年末には12月でありますが短編小説を取りまとめました。大変良い上下巻の本が出来上がって喜んで『これが俺の遺作だな』とこんなことを話していましたけど。その後も実は執筆活動を先週まで続けておりまして、今年これから本当に最後になってしまいましたが、3冊本が出版されます。都知事など政治家としての経験が長い父ではありますけれども、最後まで『作家』として仕事をやり遂げた」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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