関東で「尋常じゃない」ゲリラ豪雨…台風7号 お盆に列島直撃か 来週に本州上陸の恐れ【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年8月9日)
台風6号が九州南部に接近しているなか、鹿児島では雨と風が非常に強くなっています。また関東ではゲリラ雷雨となり、道路が冠水するなどの被害が発生しています。
■タオルを傘代わりにする人も
台風6号から遠く離れた関東では8日午後10時半すぎ、東京・二子玉川駅前に突如としてゲリラ雷雨が降り始めました。
突然の雨に、傘を差していない人たちは急いで屋根のある所へと走ります。中には、タオルを傘代わりにする人もいました。
不安定な天候の始まりは、8日午前中からでした。午前9時ごろ、東京・板橋区で撮影された映像では、どんよりとした暗い雲が低い位置を移動し、雨柱が捉えられていました。
午後3時半ごろ、栃木県宇都宮市の東北自動車道では強い雨が窓を打ち付け、前方の視界は白く先が見えない状態です。付近の空には雨柱がくっきりと映し出されています。
栃木では道路が冠水しました。横を走行する車の水しぶきが窓ガラスに打ち付けます。
撮影者:「道路が冠水し始めていた状態だったので、ちょっと降り方が尋常じゃないなっていう。もう川ですよね。タイヤは半分ぐらい埋まっちゃったんじゃないか」
電車内から撮影された映像には、雨が滝のように流れている様子が捉えられていました。
■四国でも被害 高知県津南町で土砂崩れ発生
台風の湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となりました。関東だけではなく、四国にも雨による被害が発生しています。
高知県津野町の国道では、土砂崩れが発生しました。土砂の中には、巻き込まれた1台の車が埋まっています。警察によると、幅約20メートル・高さ約30メートルにわたって土砂崩れが起き、そこへ車が突っ込んだといいます。
台風6号が接近する九州各地では、8日夜から雨と風が一段と強くなりました。強風で飛ばされないように、傘を短く持つ人も見られました。
午後10時すぎ、鹿児島市内は大荒れです。日付が変わった9日午前0時を過ぎても、その勢いが落ちることはありません。
8日まで4日連続で暴風域に入ったままの鹿児島県奄美では、最大瞬間風速は26.1メートル。平年の8月に降る雨の1.5倍の量が、72時間で降りました。
8日、暴風域に入った屋久島の最大瞬間風速は34メートル。雨と風の轟音(ごうおん)が響き渡っていました。強風で地面を打ち付ける横殴りの雨。部屋の中でも、いかに風がすさまじいかが分かります。
■市民の日常にも影響 ガソリンスタンドも休業
屋久島や種子島を暴風域に巻き込みながら北上する台風6号。市民生活にも大きな影響が出ていました。
鹿児島県指宿市では、市内全域に避難指示が発令されました。時間とともに雨風が強くなり、海岸付近では木々が大きく揺れ、視界は前が見えないほど真っ白になっています。
台風は市民の生活にも影響を与えています。市内には臨時休業しているガソリンスタンドが多く、営業している店舗もギリギリの状態です。
堀之内商会サンステージ指宿 堀之内勝副社長:「月曜日に(タンク)ローリーを入れるつもりだった。それが入らなくなったということで、もう大変だということで急きょ10リットル制限に変えたんですよ」
台風の影響により、石油タンカーが入港できず、ガソリン不足が発生しています。急きょ、給油量に制限をかけて営業しているといいます。
堀之内副社長:「(Q.台風の影響でガソリンがなくなったことはない?)今までないですよ。一回も。危機感ですよね。電話がジャンジャン来ますよ。入れられますかとか、何リットルですかとか、鹿児島県は全滅じゃないですか」
すると、インタビュー中にも電話が鳴る場面もありました。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2023年8月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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