水際対策「緩和」も期待と不安・・・コロナ前の日常はいつ戻る?(2022年6月1日)
1日、東京では2415人の新型コロナウィルスの新規陽性者が確認されました。19日連続で前の週の同じ曜日を下回るなど、全国的に減少傾向が続くなか、1日から水際対策が緩和され98の国と地域は検査などが免除となりました。都内の観光地からはさっそく「期待と不安」の声も上がっています。
1日から変わる「水際対策」。入国者の上限が、一日あたり2万人に引き上げられるなど、政府はインバウンド再開に向け、「緩和」へと大きくかじを切りました。
東京・かっぱ橋道具街では、インバウンド消費の回復を今か今かと待っています。
三木商店・横地雅好さん:「やっぱりかなり期待しますよ。日本の誇るかっぱ橋なんでね」
ただ、一方で、これまで繰り返しやってきたリバウンドの悪夢・・・。
不安の声も上がっています。
6月1日から、入国者の上限が一日あたり1万人から2万人に引き上げられるなど、新型コロナの「水際対策」が緩和されます。
成田空港では早速、ある変化が起きていました。
成田空港検疫所・得津馨所長:「これまで、入国される方全員、検査を行っておりましたが検査が必要な方、必要でない方を分けることになります」
空港の検疫では、感染者数などを考慮して世界各国をリスクの低い順に「青」「黄色」「赤」3つのグループに分けます。
リスクが最も低いのは「青」のグループ。
アメリカや中国、韓国など、98の国と地域は、出国前72時間以内の陰性証明書があれば、ワクチンを打っていなくても入国時の検査や自宅待機を免除されます。
入国したら、皆スマホを取り出し検査不要の人は、職員の誘導に従い窓口へ。事前に登録したアプリを使いQRコードをかざすだけで、スムーズに入国することができるのです。
ミャンマーから帰国:「現地で受けたPCR検査の陰性の結果を見せるチェックポイントが1つあっただけで、そこで2~3分という感じです。以前にも、PCR検査最盛期にも、入国したことがあるんですけど、その時は全部出るのに2時間くらいかかった」
また、今後は、外国人観光客の受け入れも緩和されます。
政府は10日から、添乗員付きのパッケージツアーに限定するなど条件付きで、外国人観光客の受け入れ手続きを再開します。
コロナ前は、客の6割を外国人が占めていたかっぱ橋道具街の商店では・・・。
三木商店・横地雅好さん:「やっぱりかなり期待しますよ。新潟のステンレス商品など世界に誇るメーカーがいっぱいありますので」
わざわざ、調理道具を買い付けに来るシェフもいたそうです。
三木商店・横地雅好さん:「爪切りなんかも売れている。外国人が来るとまとめてお持ちになる」
円安が進むなか、外国人の消費に大きな期待を寄せる一方で、浅草の土産物店では、こんな不安の声も・・・。
大丸衣装店・大森章ニさん:「(日本に)入ってこられることに関して歓迎しますけれども、心配なところは(新型コロナ)感染がどうなのか。やはりその辺はネックですけど。“開放”しない限り、経済回復しませんので、これからどうなるか経過を見ないと、どうしようもない」
コロナ前の日常はいつ訪れるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く