【過去最多】全国で18万人超の新規感染 都の警戒レベルは“最高”に引き上げ(2022年7月21日)
21日に35の都府県で新規感染者数の過去最多を更新し、全国でも18万人を超えて過去最多となりました。
21日に東京都が確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は3万1878人でした。初めて3万人を超えました。
新たに感染が確認されたのは10歳未満から100歳以上の3万1878人です。
これまでの最多は2月2日の2万1562人でしたが、これを大きく上回り、初めて3万人台になりました。
直近7日間の感染者数は平均で1万8823人で、前の週と比べて166.2%となっています。
重症者数は20日から3人減って15人でした。
21日時点の重症者用の病床使用率は20日から1.5ポイント上がって16.0%、全体の病床使用率は0.7ポイント上がって44.2%です。
80代から100歳以上の男女5人の死亡が確認されています。
都は21日、新型コロナのモニタリング会議で「医療提供体制が逼迫(ひっぱく)している」として、4段階で示される警戒レベルを最も深刻なレベルに引き上げました。
最も高いレベルになるのは3月17日以来です。
専門家は7月に入ってから検査の陽性率が急速に上昇していて、都民の100人に1人が陽性者として療養をしている状況であると分析しています。
また、感染状況の警戒レベルについては先週すでに最も高いレベルに引き上げられていて、「基本的な感染防止対策を今一度、再点検し、徹底する必要がある」と警鐘を鳴らしました。
小池都知事は医療提供体制をさらに強化するとしていて、都民に対してワクチン接種や換気の励行など感染防止対策の徹底を呼び掛けました。
一方、大阪府によりますと、21日、新たに新型コロナウイルスへの感染者が2万2047人確認されました。
20日の2万1976人を上回り、2日連続の過去最多更新です。
先週木曜日の新規感染者数と比べ、2.2倍です。
また、5人が亡くなったということです。
ANNのまとめでは21日、35の都府県で過去最多を更新し、全国で新たに確認された感染者は18万6000人を超えました。
また、21日午後に開かれた厚生労働省の専門家会合では、新型コロナの直近1週間の感染者数が前の週の1.72倍に増加していて、今後も感染者数が過去最多を更新していくと予測しました。
専門家会合・脇田隆字座長:「高齢者の感染者数の増加とともに重症者・死亡者の増加が懸念される。医療提供体制への影響も含め最大限の警戒感を持って注視する」
そして、感染拡大の要因とされる「BA.5」について、1人の感染者が何人に移すかを示す実効再生産数が「BA.2」の1.27倍との分析も報告されました。
国立感染症研究所の推計では、BA.5の割合が今週時点で96%に達したとしています。
コロナの感染拡大は野球界にも影響を与えています。
プロ野球・巨人の感染拡大が相次いだ影響で22日からの中日との3連戦が延期されることが分かりました。
巨人では選手、コーチ、スタッフ40人の感染が確認されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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