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「隅田川花火大会」熾烈な“場所取り合戦”…規制無視「突破しろ」ルール違反続出【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年7月31日)
4年ぶりに隅田川花火大会が開催され、この週末、過去最多103万人が訪れました。花火の打ち上げ開始1時間前には車道を規制して場所取りが行われましたが、観覧客が殺到して大混雑となりました。
■開始2時間前から大混雑 体調崩す人も
4年ぶりの開催となった隅田川花火大会。観客の数は、過去最多の103万5000人でした。東北最大の都市、仙台市の人口とほぼ同じ数の人が猛暑の中、会場に集まりました。
29日の最高気温は35.7℃。暑さと人の多さからか、体調を崩す人が続出しました。
会場近くの駅前は、どこまでも続く、人、人、人。途切れることなく…辺り一帯、見渡す限り人の波です。
人が多すぎるため、交差点では信号が変わりそうですが、人が渡りきれていません。
横断歩道を渡った先は、あふれんばかりの人ごみ。全員が渡りきれるよう警察官が誘導します。さらに、交差点につながる橋では、混雑を避ける対応が行われていました。
警察官:「現在、吾妻橋交差点方向、大変混雑しております。吾妻橋交差点方向抜けることできませんので、吾妻橋交差点方向、Uターンをお願いします」
混雑した交差点に、これ以上人が流れ込まないよう、橋を渡る人にUターンを促します。しかし、Uターンした先も、結局は人ごみ。
警察官:「橋上の方、前にあまり詰めてこないで下さい。横断した方が歩道上に上がれなくなっています」
■早めに場所取るも…気付かず禁止エリアに
観客:「いや、人がすごいですね。ちょっと進めなくて。駅とか怖かったです。予想では座れる所すぐ見つかるかなと思ったんですけど、なめてました」
多くの人が、花火を見る場所を確保しようと右往左往した結果、会場周辺は人でごった返しました。
早めに場所を決めたものの、気付かず観覧禁止エリアに入っていた人もいました。
レジャーシートなどを敷いて多くの人が場所取りをしていましたが、警察官が来て撤去するように指示をされていました。
■穴場スポット 300人以上の大行列
こちらのスーパーでは、屋上駐車場を観覧席として無料で開放。花火とスカイツリーの両方が見渡せる、まさに絶好の穴場スポットです。
先着順のため、場所を確保しようと午前9時半のオープン前には300人以上の大行列ができていました。
先頭に並んでいる60代夫婦:「(Q.何時から並んでいる?)朝の3時半くらいかな。やっぱり(花火を)見たいっていうのが一番なんですよ」「マンションが建って、今まで見れた場所で見れなくなってきてるので、(ここは)ベストスポット!」
持参した椅子や座布団に座り、屋上が開放されるのを待ちます。
屋上への階段が午前9時半にオープンし、待機していた300人の列が一斉に動き出します。
駐車場は観覧場所の争奪戦となりました。屋上は周りに遮るものがなく、直射日光が照り付けます。
世田谷から場所取りに来た男性:「とんでもない暑さ。汗だくです」
場所取りをしている女性:「めっちゃ暑いですね、やられそうです。日傘でしのぎます」
4年前にも、この屋上から花火を見たという家族は、前回の経験を生かして午前8時半から並んで場所を確保しましたが、4年前よりも周りに建物が増えてしまい、花火がよく見える位置が分からず苦戦します。
小宮さん:「あの辺だよね。だって、あの高さは変わらないもんね。アパートの高さ。あっちも、そんなに高い建物は」
関根さん:「ないよね。大丈夫かな」
小宮さん:「これ打ち上げる場所が変わってたら、あれだけどね」
4年前に撮影した写真と比較しながらベストポジションを狙います。30分後、ついに花火を見るための特等席が完成しました。
小宮さん:「(Q.場所どうですか?)(花火が)上がってみないと分からないです」「4年前の写真を見て、ここかなって。もしかしたら、ちょっと隠れちゃうかもしれないです」
無事に場所を確保できた後は、自宅で待つ子どもたちを迎えに行きました。
打ち上げの2時間前には、子どもたちも合流します。テーブルの上には手作りのやきそばや漬物、焼き鳥など豪華な食事でいっぱいになりました。
翔くん(11):「たこやきとやきそばセット」
小宮さん:「おー!いいね!」
翔くん(9):「うんま!」
小宮さん:「おにぎりが似合うな」
花火が無事に見えることを願いながら、食事を楽しみます。
■一方通行の規制を無視 ルール違反続出
会場付近の交通規制が始まった午後6時、場所取りができる車道では、いい場所を取ろうと前のめりになる人々の姿が見られました。
そして、一斉にオッケーが出て、皆さん思い思いの場所を取っていきます。
大混雑が予想されるため、場所取りができないエリアは立ち止まって花火を見ることは禁止されています。
そのため、歩きながら見るための一方通行が多く設定されています。ところが、一方通行を無視して、続々と柵を乗り越えていく人の姿が見られました。フェンスの隙間から流れ込む人もいます。
警察官:「止まってください!押さないでください!」
ルールを守らない人が相次ぎました。
■橋で大渋滞 誘導するも“逆走者”が
警察官:「人が多すぎて通れません。浅草寺に向かう方は、駒形橋へ迂回(うかい)をお願いします」
交差点が大混雑しているため、目の前にある橋では前が進まず大渋滞になっていました。
警察官:「橋の上は左側通行でゆっくりと前へお進みください」
この橋は車道を一方通行の歩行者天国に、歩道を緊急避難路にすることになっています。
そのため、花火が始まるまでの残り1時間以内に橋の歩道を歩いている人は渡りきらなければならないのですが、午後6時ごろの歩道には、たくさんの人が吾妻橋を渡りきることができていません。
すると、流れを妨げ“逆走”をする人がいました。
開始時刻が刻々と迫るなか、一向に進まない状況に警察が、逆への誘導をし始めました。
警察官:「反対側に移動してください!スカイツリー方向へ向かってください!」
打ち上げ開始まで残り5分。ようやく橋の上の誘導が完了しました。
■“2万発の花火”ついに打ち上げ開始!
夏の夜空を彩る大輪の花。1時間半にわたって、およそ2万発の花火が打ち上がりました。
雷門前の通りを埋め尽くす数万もの人が、警察官に先導されながらゆっくりと橋の方へと歩みを進めます。
間近に打ち上がる花火へ一斉にスマホを向ける人々。中には足を止めて写真を撮ろうとする人もいますが、DJポリスも出動し、人の滞留が起きないよう呼び掛けます。
DJポリス:「きょうは東京の夜空に大輪の花々が咲き誇る隅田川花火大会が行われています。この花火大会が皆さんにとって良いものとなりますよう、警察官の警備誘導に皆さんのご理解とご協力をお願いいたします」
花火が見える場所を探し、歩き回っていた女性3人組。打ち上げ開始から40分経った時、どうにか建物の隙間から花火が見える場所を見つけることができました。
女性3人組:「ここ、いいポジションですね。しばらく、ここで」
■穴場スポット争奪戦の結果は?
一方、“穴場スポット”の屋上駐車場では、およそ1300人がスカイツリーの横に打ち上がる花火を楽しんでいました。なかには、建物や人で花火が見えない場所もありました。
見物客:「向こう行って、見えないからこっちに来たんだけど、ここもいっぱいなので。もう家帰って見たほうが」
昼間、入念に花火が打ち上がる場所を確認していた家族は、建物の隙間から花火が見られる“ベストポジション”でした。
小宮さん:「(Q.場所選びは?)もう、ばっちりです。やりました」
翔くん(9):「花火の色が色々あってきれい」
そして、花火大会はフィナーレへ。
翔くん:「虹色できれいだったし、久しぶりに見たから楽しかった」
■終了後は駅前混乱 再びDJポリス登場
花火も終わり、打ち上げ会場の近くから電車で家に帰ろうとする人。
警察官:「立ち止まらず、ゆっくりとお進みください」
会場近くの駅は、家路につく人で大混雑となりました。
花火大会が終わって、1時間経っても大混雑。さらに、駅前は身動きがとれません。
警察官:「スカイツリー駅、入場規制を行っています。30分以上待っていただくことになります」
お目当ての電車は、無情にもホームに滑り込んで行きます。
警察官は近くにある別の駅を利用するよう呼び掛けますが、ものすごい数の人が駅に入れない状態で待っています。まだまだ駅に入るまで相当時間がかかるということです。
周辺の駅は、人、人、人。構内からあふれ、長蛇の列ができていました。そんな中、DJポリスが登場し、会場から、およそ2キロ離れた上野駅まで誘導します。
DJポリス:「まだ、お時間に余裕のある方は、きょう一緒に花火をご覧になったご家族・恋人・ご友人と花火の思い出話に一花咲かせながら、この先の上野駅方向へ歩いてみてはいかがでしょうか?」
盛り上がった花火大会。しかし、道路にはレジャーシートや空き缶など大量のごみが放置されていました。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年7月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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