灼熱か豪雨…“真っ二つ”ヨーロッパ “高気圧の屋根”未体験の異常熱波(2023年7月25日)

灼熱か豪雨…“真っ二つ”ヨーロッパ “高気圧の屋根”未体験の異常熱波(2023年7月25日)

灼熱か豪雨…“真っ二つ”ヨーロッパ “高気圧の屋根”未体験の異常熱波(2023年7月25日)

 警察の退去命令に従わなかったとして罰金刑が言い渡されたスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(20)。ただ、その数時間後、再び抗議活動に参加。警察に退去させられる騒動となりました。

■グレタさん罰金刑も…“再び抗議”

 環境活動家 グレタさん:「『現状を受け入れない』という人々が大勢いることを示すため、私たちは活動しています」

 スウェーデンの環境活動家、グレタさん。石油施設前の道路でトラックが出入りできないよう座り込み。しかし、警官が現れてグレタさんは両脇を抱えられて道路から排除されます。この数時間前、グレタさんは裁判で警察の退去命令に従わなかったとしておよそ3万4000円の罰金刑が言い渡されたばかりでした。交通の妨害をしたとして、警察に連行されたグレタさん。「世界は気候変動の対策を取るべき」。そう訴えつづけるなか、ヨーロッパ、アメリカ、アジア世界各地を襲う熱波。酷暑により、土壌が乾燥。ギリシャでは山火事が激化。エーゲ海に浮かぶ楽園が一変、灼熱の炎が襲い、観光客たちの本格的な避難が始まったのです。

■エーゲ海の島から“必死の脱出”

 灼熱の炎に包まれたエーゲ海に浮かぶ楽園。ギリシャのロードス島。淡路島の2倍ほどの面積に世界中から毎年250万人の観光客が訪れる人気のリゾート地。島の複数の場所から火の手が上がり、炎と煙は瞬く間に沿岸部の住宅地に到達。 

 町の灯火を眺めるナイトクルーズ。しかし、船から見える光景は炎に覆われる島の姿。平野部は決して広くはなく、住民や観光客の逃げ場はありません。衛星画像を見ると、雲1つないなか、島から上がる山火事の煙がはっきり確認できます。

 煙に包まれた沿岸のリゾート地から離れようと船は観光客で満席の状態。観光船だけでなく、警備艇も乗客を乗せて移動。

 さらに、別の島でも山火事が発生。夜、観光客がスーツケースを引いて港へ向かい、島を脱出する姿が。

■灼熱か豪雨 ヨーロッパ“真っ二つ”
               
 CNN:「世界各地の暑さはすべて偏西風の影響によるものです。熱が上空に滞留すると、気温が急上昇します。地中海、大西洋、アメリカ、アジア、すべてつながって起きています」 

 逆に偏西風の北側に位置する国では大気が不安定な状態に。ドイツでは突然、天気が急変。嵐が首都ベルリンを襲い、集中豪雨と強風が吹き荒れて竜巻が発生したとも伝えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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