夜の渋谷で「路上寝」続出…車道に“大の字” 階段で“への字” 街灯と「立ち寝」も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年7月24日)
東京・渋谷では、お酒を飲んで路上で寝てしまう「路上寝」が相次ぎ、車と衝突する事故も発生しました。
■渋谷 夏休みスタートで終電逃す人相次ぐ
夏休み最初の週末、夜の渋谷。駅前は人で埋め尽くされています。センター街も、大混雑。夏本番を迎え、居酒屋では多くの人が思い思いに、お酒を楽しんでいます。
この日から夏休みの大学生:「きょうから夏休みです!気持ちいい~!きょうはもうオールっす」「朝までですよね、こうなったら」
渋谷に飲みに来た大学生:「(これまで)予定も合わなくって、それで久しぶりに集まりました」「とりあえず朝まで」「飲みに行くぞー!」
やがて、夜が更けると、電車の時間を気にして改札へ走っていきます。
最終電車の時間が近付くと、次々と駅に駆け込む人がいました。
そして、午前1時前、最終電車が渋谷駅を出発。10分後、改札に男性がいました。駅員と話すと、首を振りながら一緒にいた女性の所に戻ります。
名残惜しそうに改札を見ていますが、最終電車は行ってしまいました。2人は改札を見つめていましたが、しばらくして駅を出ていきました。
深夜1時、JR渋谷駅のシャッターが閉まります。すべての電車がもう行ってしまいました。
帰る手段を失った人たちはタクシー乗り場に並び、大行列ができていました。
並んでいる人の中には、眠そうな人もいます。あまりの行列の長さに並ぶことを諦める人や、車道でタクシーを捕まえる人が相次ぎました。
■「路上寝」で夜明かし…車道に大の字も
帰るすべを失った人の一部が夜を明かす方法として選んだのは、暑さが少し和らいだ夜の街での路上寝でした。
駅周辺で多くの人が路上寝をするなか、前代未聞の路上寝がありました。
車道で寝てしまう「車道寝」。男性が車道の真ん中で、大の字になって寝てしまっています。
そのすぐ横を車が通り過ぎる事故にもつながりかねない危険な状況。命の危険もあるため、男性に声を掛け起こします。
路上で寝ていた男性:「(Q.危ないんで、車道なんでここ)そうね、帰る」「(Q.気を付けて、危ないそこ、とりあえず歩道に)…」
男性はどうにか立ち上がり、ふらつく足で歩道に上がります。
路上で寝ていた男性:「(Q.どのくらい飲んだんですか?)ゼロっす」「(Q.帰ったほうがいいですよ)じゃあ、それでいこう」
帰ると言っていた男性でしたが、その後、駆け付けた友人とともに再び夜の街へと消えていきました。
■階段の段差で「への字」 歩道遮り…警察出動
ガードレールにうなだれるようにして、倒れこんでしまいました。何とか起き上がって立ち上がりました。大丈夫でしょうか?
駅前で力尽きてしまった男性。一旦、立ち上がりますが、またガードレールにもたれかかり、動かなくなります。
そして、力尽きてしゃがみこんで、ついに尻もちをついてしまいました。最後は“あぐら”をかいた状態で動かなくなります。
そのすぐ近くでは、地下鉄に続く階段の段差で「への字」になって寝てしまいました。
への字のように体が曲がった状態で眠る男性。寝返りを打つと、階段下へと転がり落ちる可能性もあります。現場に駆け付けた警察官が声を掛けます。
警察官:「お兄さん。大丈夫ですか?大丈夫ですか?」
声を掛けますが、全く反応しません。
警察官:「起きましょうか、ここ路上なんで。おっ、目が開いた。大丈夫ですか? 大丈夫ですか?渋谷警察です」
ようやく起きました。
警察官:「お財布とかなくなったりしてないですよね?じゃあ大丈夫かな?大丈夫かな?」
男性:「(うなずく)」
警察官は男性が起きたことを確認し、その場を後にしました。
一方、先ほどガードレールのそばで、あぐらをかいて眠っていた男性は、完全に歩道に背中をつけて、眠った状態で全く動きません。すぐ脇を、歩行者が通り過ぎていきます。
警察官がやってきました。起こされて声を掛けられています。警察官が腕をつかんで立たせようとしています。
立ち上がったものの、ふらふらと千鳥足の男性。そのまま警察官が付き添って、タクシー乗り場の方へと向かっていきました。
■街灯に抱きつき「立ち寝」 メガネ紛失
街灯にしがみつくように「立ち寝」をする男性。何度も倒れそうになりますが、柱を支えにして何とか立っています。
路上では絶対に横になりたくないのでしょうか、踏ん張ります。さらに、左手を上に上げました。誰かを呼んでいるような…。ついには街灯に頭をぶつけてしまいました。それでも、男性は立ち寝を続けます。
すぐ後ろには交通量の多い車道があり、倒れると車にひかれてしまいます。男性に声を掛けると、ようやく目を覚ました。
男性:「(Q.立って寝てると危ないですよ)あぁ~」「(Q.大丈夫ですか?)うん」
何かなくしたのでしょうか。かばんの中を探しているようです。
立ち寝をしていた辺りを行ったり来たりと、困ったような様子です。一緒に辺りを探してみると、立ち寝現場に男性のものとみられるメガネが落ちていました。
男性:「(Q.メガネ探してます?)メガネ探してます」「(Q.お兄さんのメガネですか?)ありがとうございます」
一安心した様子の男性は、タクシーで帰ろうとしますが、いくら待っても捕まらず、諦めて、駅とは逆の方向へと歩いて行きました。
■目が覚めて立ち上がるも…再び“路上寝”
午前1時を回りました。スーツ姿の男性がビルの下でうずくまっています。
スマートフォンをしっかり握りしめて、鞄を抱えるようにして寝ています。目の前をたくさんの人が通り過ぎますが、男性は全く動きません。
男性:「(Q.お兄さん、大丈夫ですか?)あ、別に」「(Q.飲み過ぎました?)いや、大丈夫です」
声を掛けると、一度、男性は立ち上がり駅の方へと向かいますが、数分後、ビルの階段の所でまた寝てしまっています。
■外国人も泥酔 救急車出動も…「レッツゴ-」
コンビニの前で大勢の外国人の人々が、お酒を飲んでいるようです。
渋谷を訪れる外国人も飲みすぎると、救急車が出動する事態に。救急車がスクランブル交差点の方に向かっていきます。
駆け付けた救急隊員が向かった先は、泥酔し、ぐったりとした様子の外国人男性。左右に大きく体を揺らし、ふらふらとしています。そして、突然腰を落とし、横になってしまいました。
担架が到着。乗せようと友人2人が腕を引っ張りますが、なかなか立ち上がれません。
ようやく担架へ乗せられ、救急車へ。およそ1時間、処置を受け、少し回復した様子の男性は、フラフラとした足取りで、渋谷センター街の方向へ去っていきました。
男性:「レッツゴー」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年7月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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