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巨大ロボットアームを公開 福島第一原発2号機の燃料デブリの試験的取り出しが目的(2023年7月15日)
アイリッド(国際廃炉研究開発機構)と東京電力は、福島第一原発2号機の内部調査で使用するロボットアームを公開しました。
ロボットアームはアイリッドと三菱重工業などが開発しているもので、長さ約22メートル、重さは約4.6トンあります。
2号機の格納容器に元々開けてある穴から内部に入れて、格納容器の底に溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」を1グラム程度、試験的に取り出すことを目的としています。
本来は2021年のうちに取り出し始めることを目指していましたが、不具合などで2度延期しています。
アイリッドは今年9月以降の投入を目指していますが、今度こそ実施できるかどうか、明言は避けました。
また、全額税金で開発されていますが、総事業費は「公表できない」などとしています。
デブリの総量は1号機から3号機までで880トンあるとされ、仮に政府が公約する2051年までに廃炉を実現するとなると、1日あたり86キロ以上取り出さなければならない計算になりますが、大量取り出しのめどは全く立っていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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