【警戒】“爆弾低気圧”酸ケ湯で360cm超積雪…輪島市いまも一部断水 住民苦悩  (2023年2月1日)

【警戒】“爆弾低気圧”酸ケ湯で360cm超積雪…輪島市いまも一部断水 住民苦悩  (2023年2月1日)

【警戒】“爆弾低気圧”酸ケ湯で360cm超積雪…輪島市いまも一部断水 住民苦悩  (2023年2月1日)

 急速に発達している低気圧の影響で、秋田県などで大雪となり暴風雪警報が出ています。この低気圧は2日にかけて爆弾低気圧になる恐れがあり、北日本などで警戒が必要です。

 日本海にあった低気圧が急速に発達し、直撃を受けた北日本。秋田県や山形県では暴風雪警報が発表され、秋田県にかほ市では、最大瞬間風速25.5メートルを観測しました。現地ではあまりの風の強さに車のドアも閉まりません。

 また、岩手県では1日午後4時ごろ、大雪警報が発表されています。通学も一苦労。思わず一息ついてしまいそうです。ちなみに、こちらが盛岡駅前の午前11時ごろの様子。わずか4時間ほどで、地面は白一色に染まりました。東北道も真っ白です。

 不安定な大気は思わぬ天候を引き起こします。日本海に面する島根県では激しい突風です。こちらの映像では2つの激しい突風が発生しているのが見えます。撮影した人によると、1日は断続的な雨で風が強かったということです。

 低気圧は2日にかけ“爆弾低気圧”に発達。2日夕方までに北海道・東北で50センチ、北陸で40センチの大雪が予想されています。

 酸ケ湯温泉旅館・高田新太郎さん:「ここ1週間で歩いている場所が少し高くなった感じがします」

 積もった雪で歩く位置が上がったというのは、現在積雪量が日本一となっている、青森県酸ケ湯。温泉旅館の周りや屋根には雪がうず高く積もり、ひさしには大きなつららができています。温泉旅館前を写したSNSでは先月14日には2メートルを超えたほどでしたが、1週間で2メートル80センチとなり、さらに1週間で、1メートル増え、今月1日の最深積雪は3メートル63センチを観測しています。温泉旅館のライブカメラでは落雪の瞬間も捉えられ、落ちた場所には温泉があり、融雪する仕組みになっています。しかし…。

 酸ケ湯温泉旅館・高田新太郎さん:「(積雪が多く)融雪が間に合っていない感じがする。とけるより先に積もっている感じがする」

 今後は雪によってガラスなどが割れないように、人の力で除雪するようになるといいます。

 記録的な寒波の影響で、一部地域で水の止まった石川県。発生からすでに1週間が経ちますが、輪島市では午前11時の時点で、744世帯が断水しています。

 自宅が断水した男性:「(Q.何しても出ない?)そうやね。止まってるもん」

 男性は80代の母親と2人暮らしで、役場でもらった水をポリタンクにためて生活しているといいます。

 自宅が断水した男性:「(Q.風呂・洗濯は?)無理無理無理。完璧、無理」「Q.食器洗いやトイレのみ?)そう、そんな感じ。市の職員に聞いても『まだめどが立たない』と…」「(Q.今一番したいことは?)風呂に入りたい。風呂は一切入っていない」

 一日も早い復旧が望まれますが、現状に追い打ちをかけるように2日は再び日本海側を中心に猛吹雪や大雪の恐れがあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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