3連休は猛暑に 東京38℃予想 炭火焼き店や建設現場…“暑い現場”の熱中症対策は?【もっと知りたい!】(2023年7月14日)

3連休は猛暑に 東京38℃予想 炭火焼き店や建設現場…“暑い現場”の熱中症対策は?【もっと知りたい!】(2023年7月14日)

3連休は猛暑に 東京38℃予想 炭火焼き店や建設現場…“暑い現場”の熱中症対策は?【もっと知りたい!】(2023年7月14日)

 15日からの3連休、東京は38℃の危険な暑さが予想されています。熱中症への対策が必要です。

■焼き場は40℃超…午前中だけで2Lの水を飲む

 炭火で焼き上げた脂ののったサバが人気の弁当店。食欲をそそるにおいに誘われ、13日も多くの人が買い求めていました。

 焼き場をのぞいてみると、設置した温度計は午前中にもかかわらず、すでに40℃超えです。

 13日、東京の最高気温は30.3℃と、連日の猛暑からはやわらぎましたが、焼き場は関係ないようです。

 鯖の助 店主・川和秀動さん:「炭の前でずっと2、3時間、魚を焼いているので、直接あつさはきますよね」「きょうは、まだそんなに暑くないですけど、だいたいこの中は常に50℃くらいあります」

 注意しなければいけないのが、熱中症です。店主の川和さんは、午前中だけで2リットルの水を飲むなどの対策をしていました。

■熱中症対策…建設現場では新機械を導入

 こんな場所でも、熱中症を警戒しています。食品工場の建設現場では、熱中症対策として新たな機械を導入しています。

 新たに導入されたのは、工事スタッフの手首に着けられた機械。ぱっと見は腕時計のようですが、一体どのような機能があるのでしょうか?

 バイオデータバンク 金子昇さん:「深部体温というのが脳や内臓の温度のことを言うんですが、この深部体温が上昇した場合に検知する製品」「(Q.どういった音が鳴るんですか?)デモ機があるので鳴らしてみます(アラームが鳴る)」

 この機械を使えば、深部体温を正確に測ることができ、熱中症リスクが高まった場合は、アラームとLEDで警告。自覚症状が出る前に、熱中症を防ぐことができるといいます。

 三和建設 現場監督・倉上勇人さん:「作業員の方がどうしても無意識に無理して作業をされる方、よくありまして。そこでやっぱり声掛けだけ、そして見て判断というのは限界がありますので」「これはアラームが鳴った時、すぐに『休憩に入って』と言えるので分かりやすい」

■熱中症で救急搬送↑ 医師「真夏と同じ暑さ」

 埼玉県の病院では、熱中症による救急搬送が増えています。

 医師:「意識はあった?それとも、もうろうとしちゃった?」
 患者:「…」

 90代の男性は、停車中の車の中でぐったりしているところを通行人に発見され救急搬送されました。

 医師:「エンジンが?」
 救急隊員:「エンジンがかかっていて、カーエアコンはついてなかった」

 男性は点滴によって体調が回復したため、その日のうちに帰宅したといいます。

 埼玉慈恵病院 藤永剛副院長:「先週の木曜日くらいから増え始めましたね」「(12日は)5件搬送されていますので。だんだん真夏の暑い時と同じくらいになってきていますね」

■3連休は“危険な暑さ” 東京38℃予想

 こうしたなか、15日から3連休を迎えます。

 出掛ける予定の人も多いようですが、東京の最高気温は15日が32℃、16日が35℃、3連休の最終日(17日)は38℃と危険な暑さが予想されています。

 藤永副院長:「一番は暑さを避けること」「(外出中は)汗をかいたりするので、20、30分に1回、水分を取ったほうがいいと思う」

(「グッド!モーニング」2023年7月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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