香港政府トップ「行政長官」選挙が5月に延期 急速な新型コロナ感染拡大受け
新型コロナウイルスの感染が急速に拡大している香港で、政府トップの行政長官を決める選挙が5月に延期されることになりました。
香港政府の林鄭月娥行政長官は18日会見を行い、3月27日に予定されていた行政長官を決める選挙を5月8日に延期すると発表しました。香港では17日、新型コロナウイルスの一日当たりの新規感染者数が6000人を超えるなど感染が急速に拡大しているためだと説明しています。
中国の習近平国家主席も17日、林鄭長官に対し感染を抑えることを最優先するよう指示していて、香港に医療チームを派遣していました。
行政長官の選挙は一般市民に投票権はなく、定数1500の「選挙委員会」の委員らのみ投票を行いますが、新たな選挙制度によって委員は親中派一色となっています。
(19日02:31)
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