石原裕次郎さん愛したホテル来月閉館 石原軍団「炊き出しカレー」もラスト1回提供(2023年7月7日)
あの石原裕次郎さんも愛した東京にある名門ホテルが、来月いっぱいで営業を終了することになりました。ホテルではお別れの企画が行われていて、17日には石原軍団名物の炊き出しカレーが提供されます。
■裕次郎さん我が家のように…営業終了決定
先月17日、ホテル内のレストランは、開店前から人だかりができていました。皆さんのお目当ては、昭和の大スター・石原裕次郎さんです。
東京・千代田区にある「赤坂エクセルホテル東急」は1969年の開業以来、政治家や多くの著名人に愛されてきました。なかでも自分の家のように使っていたのが、裕次郎さんでした。
赤坂エクセルホテル東急・入江恭弘さん:「お気に入りの(バーの)席があって、いつもそこのカウンターをご利用いただいていたが、従業員が準備をする前から来店されたりとかということもあったと聞いています。従業員スペースや経路もご存じで、そういう所からそっと入られて、事務所のようにお使いいただいていたのかなという感じでした」
ホテルには、裕次郎さんが命名したオリジナルカクテル「クロスオーバー・ラブ」も受け継がれています。
■石原軍団関係者も試食…炊き出しカレー再現
しかし、ホテルは来月いっぱいで営業を終了することになりました。そこで企画されたのが、特別なカレーの提供です。
植村正人シェフ:「今回、炊き出しカレーということで、ジャガイモがゴロゴロしているのが特徴だと聞いたので、あえてこれぐらいの大きさにカットしました」
大きな災害が起こると、被災地に駆けつけ、炊き出しを行っていた石原軍団。そこで振舞われていたカレーを忠実に再現しました。味の決め手は、カレー粉と共に加えるケチャップやとんかつソースです。
石原軍団の関係者にも試食をしてもらいました。
植村シェフ:「当時の関係者の人にしっかり味を見てもらって、すごく懐かしいと言っていただき、よかったと思っています」
ただし、特別メニューのため、食べられるチャンスは5月から7月までの毎月17日のみで、裕次郎さんの愛車のナンバーにちなんで「38食」だけです。
■在りし日の裕次郎さんと共に飲む気分?
先月17日は土曜日だったこともあり、用意されたカレーはあっという間に売り切れました。
運よく食べることができた人は、笑顔を見せていました。
ある男性はカレーの後に、裕次郎さんゆかりのカクテルやブランデーを注文していました。在りし日の裕次郎さんと共に、一緒に飲んでいる気分でしょうか。
このカレーを食べられるチャンスは、命日である今月17日だけのあと1回。最後は、これまでの2倍の76食を用意しているということです。
(「グッド!モーニング」2023年7月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く