質流れセールで“爆買い2200万円” インバウンド回復…“意外な場所”に訪日客が殺到【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年7月4日)
5月に日本を訪れた外国人客がおよそ190万人と、コロナ前の7割までに回復した。少し意外な場所に、外国人が集まっている。
■質流れセール…3日間の売り上げ5億4000万円
東京・大田区で行われたブランドバッグや時計、アクセサリーなどの「質流れセール」。
16万円以上するルイ・ヴィトンのバッグが半額以下のおよそ7万円。エルメスのバッグも88万円がおよそ44万円で売られている。
会場には、外国人観光客が殺到した。
アメリカからの観光客:「母が来たいと言っていたので一緒に来ました」
台湾からの観光客:「日本は本物か偽物かのチェックが厳しいので安心して買える」
質店の組合が主催するイベント「シッチーのチャリティフェア」は、バッグや時計、アクセサリーなど合わせて10万点以上をまとめて販売。最近は、日本人より海外から来る客の方が多いという。
台湾からの観光客:「朝5時すぎにはホテルを出ました。でも、来た時には、私たちの前に400人以上が並んでいました」
観光客に混じり、中には台湾から来たバイヤーも。今回準備した予算を聞いてみると…。
台湾からのバイヤー:「6000万円準備しました」
台湾からのバイヤーたち:「あれだ、あれを持って来て」「早く行って」「10万円以下の物だったら全部買っていいぞ」
まさに爆買い!仲間と共に、台湾で人気のルイ・ヴィトンのバッグをかき集める。
会場がオープンして20分ほどしか経っていないが、ルイ・ヴィトンのバッグの棚がほぼ空になっていた。
バッグの次はティファニーやカルティエなどの貴金属を物色。およそ500万円分を現金で購入した。さらに時計コーナーでは、171万円分を購入した。5時間、買い物を続け…。
台湾からのバイヤー:「バッグが17箱分。あとは時計に指輪やネックレスを買いました。大体2200万円くらいです。きょうは人が多くて、欲しい物をあまり買えなかったです」
3日間行われた「質流れセール」の売り上げは5億4000万円。その多くが外国人によるものだった。
■新発売“ポケモンカード”求め日本へ「1週間探した」
秋葉原でも、外国人観光客が殺到している場所がある。
そのお目当ては、ポケモンカードだ。
オーストラリアからの観光客:「ポケモンはとても有名で人気がある。子どもたちはお小遣いをためているんだ。特に価値のあるカードを買うためにね」
ここは「ポケットモンスター」のカード専門店。現在、89の国と地域で発売されていて、外国人からも大人気だという。
カードの価格は元々、5枚で200円ほどだが、店内には、30万円を超える高額なカードが何枚も売られている。
フランスからの観光客:「日本で買った一番高いカードはミュウ(1枚11万円)」
今、世界中のコレクターが注目するポケモンカード。希少なカードは高い価格で取引され、資産として購入する人も現れるほどの人気ぶりだ。
店員:「海外のコレクターが買われた、3000万円」
ドイツからの観光客が興味をもったのは、1枚12万円のカード。
店員:「コンディションチェック プリーズ」
ドイツからの観光客:「OK」
ドイツからの観光客:「ポケモンカードには懐かしい気持ちがあるね。コレクションすることで、ワクワクし、愛情を持てることが良いね」
アメリカから来た親子3人。子どものために、お父さんが必死に探しているカードがあるそうで…。
アメリカからの観光客:「ポケモンショップを色々まわったけど、売り切れていたんだ。もう1週間も探したよ」
先月16日に新発売したカード。まだアメリカでは売られておらず、日本まで探しにやってきたが売り切れ続出。1週間ほど探し回り、ようやくゲットできた。
先月だけで、200人以上の外国人観光客がカードを購入した。
■外国人向け「料理教室」 参加者100人超の人気ぶり
買い物を楽しむ外国人観光客がいる一方で、日本食を「食べる」だけでは物足りず、「作りたい」という人もいる。
わしょクック講師 村嶌知子さん:「心配しないで、破れたところもひっくり返すから」
アメリカから来た6人家族。インターネットで外国人向けの料理教室を見つけ、参加したという。
父親 ドナルドさん:「レストランで食事をするのもいいけど、実際に下ごしらえや料理を学びたかった」
村嶌さん:「だしを知っていますか?」
一同:「知らない」
日本料理にかかせないだしの取り方や、家庭料理などを学ぶことができると大好評だ。
この日は、茶碗蒸しに味噌汁、巻きずしを教わった。
一同:「いただきます」
息子 コールデンさん:「“だし”が良かったですね。とても感動しました」
去年11月ごろから教室を訪れる外国人観光客が増え始め、多い時には、月に100人以上が受講するほどの人気だという。
■プロから学べる「マンガスクール」も大盛況
東京・新宿区のビルの一室にも大勢の外国人観光客の姿があった。
漫画家 谷沢直さん:「漫画のキャラクターは大きな頭をしています」
開かれていたのは「マンガスクール」。プロの漫画家から学ぶことができ、この日はアメリカから団体旅行で来た若者20人が参加した。
漫画講師:「目を低く描いてみてはどうですか?目の位置を変えると、もっとかわいくなるかも」
アメリカからの観光客:「ありがとうございます」
目の位置を下にずらした方がいいというアドバイスを受け、かわいらしい女の子を描き上げた。
女性が描いていたのは好きなアニメのキャラクター。
アメリカからの観光客(17):「好きなアニメは“あんさんぶるスターズ!!”です。朔間零(さくまれい)が気に入っています。今回来日してグッズ購入に1万7000円ぐらい使いました」
彼女が描き上げたキャラクターがこちら!自分で描いた絵はそのままお土産として持ち帰ることができる。
アメリカからの観光客(17):「(Q.なぜ受講したんですか?)漫画のスキルを伸ばしたかったんです。いつか自分の漫画を描きたいんです」
この「マンガスクール」では、多い日には一日8回も外国人向けの講座を開催するほど大人気だという。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2023年7月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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