「スポットワーカー」1000万人に 4時間で報酬5500円も 人手不足の飲食店「助かる」(2023年7月4日)
空き時間に働く「スポットワーカー」が急増し、1000万人を超えました。深刻な人手不足が続く飲食店などでは、重要な戦力となりつつあります。その現場を取材しました。
■タイミーは登録者数500万人
刺身や焼き物など季節の魚料理を提供している東京・丸の内の飲食店。毎日、6人の社員と4人から6人のアルバイトで運営していましたが、新型コロナの制限緩和後、人員不足に陥っていました。
そこで利用したのが、時間や場所を自由に選んで働くスポットワーカーです。
青ゆず寅 木原伸一店長:「スポットワーカーの方には、お店を助けてもらっております。一日平均5人から6人利用させて頂いています」
この店では、月に130人から150人のスポットワーカーが働いています。
スポットワーク協会によると、働き手と企業を仲介するタイミーなどの大手4社を合わせた登録会員の合計が先月1000万人を超えました。
登録者数500万人のタイミーは、アプリで募集中の仕事を探して、すぐに働くことができます。
■4時間働いて報酬5500円も
実際にスポットワーカーとして働く人は、次のように話します。
転職活動中のスポットワーカー(20代):「めちゃくちゃ便利。以前、派遣会社で働いていて、事務の書類を書かなければいけない、研修を受けるとかあったが、そういったことは必要なく、好きなタイミングで入れるので楽だなと思って始めました」
専門学校に通うスポットワーカー(10代):「残業はない。決まった時間で、決まった時間に終わります。即日に振り込まれるところと、シフトを感がなくていい」
この日は、4時間働いて5500円でした。
スポットワーカーのおよそ3割から4割が正社員として勤めながら副業として働く人たち。別の3割が、アルバイトやフリーランス、残りを学生らが占めています。
深刻な人手不足が続くなか、スポットワーカーを受け入れる企業も増えています。
木原店長:「スタッフがそろっていないと、既存スタッフにも負荷がかかってくる。ストレスの軽減や、あと離職率にも関わってくるので。労働環境も改善されているので、そこは本当に助かってます」
(「グッド!モーニング」2023年7月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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