「天城越え」舞台・浄蓮の滝で“迷惑行為” 外国人がダイブ…断崖絶壁を登ったか #shorts
6月18日、関東では1カ月ぶりの猛暑日となりました。静岡県の「浄蓮の滝」では連日、涼を求める人が訪れていますが、一部の観光客の迷惑行為に管理者が憤っています。
■“スイカマラソン”で熱中症多数
梅雨の合間の青空となった本州を中心に、全国的に厳しい暑さとなったこの週末。仙台市の公園では、夏の訪れを感じさせる光景が広がりました。
中でも厳しい暑さとなったのは、真夏並みの暖気が流れ込んだ関東地方です。群馬県では、全国最高の35.5℃を記録した前橋市をはじめ、伊勢崎市や高崎市でも猛暑日となりました。
多くの観光客でにぎわう東京でも、3日連続の真夏日となる31.1℃を記録しました。
サーモグラフィーカメラを使って町の様子を撮影してみると、アスファルトの上は50℃近くまで上昇し、雷門近くを歩く人たちも、かなり暑くなっていることが分かります。
18日、東京では男女16人が熱中症の疑いで病院に搬送。また、千葉県で行われた「スイカロードレース」でも、参加者9人が同じく熱中症の疑いで病院に搬送されました。
■外国人観光客「日本はとても湿気がすごい」
この週末、ただ暑かっただけではありません。
街の人:「嫌な暑さ、湿気が」「ジメジメ、ムシムシ」「風もないし」
梅雨の合間ということもあり、体に汗がこびりつくような蒸し暑さ。日本に初めて来た外国人観光客は…。
アメリカ・シカゴからの観光客:「日本はとても湿気がすごい」「もう、汗だくだ!」
浅草のかき氷を提供するお店は大盛況。キンキンに冷えたかき氷を頬張り、暑さをしのぎました。
涼を感じられる場所といえば、こんな所もあります。静岡県伊豆市にある「浄蓮の滝」には連日、観光客が詰め掛けています。
観光客:「ちょっと蒸し暑かったから、涼もうかと思って」「気持ちいいね」
ドイツからの観光客:「ドイツでは日光みたいな感じで有名。とても美しい」
浄蓮の滝といえば、石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌詞に登場し、一躍有名に。他にも、ノーベル賞作家・川端康成の代表作「伊豆の踊子」の舞台として描かれ、「日本の滝百選」にも選出されています。
■外国人が滝からダイブ「信じられない」
そんな大自然が生んだ“涼みスポット”で、とんでもない危険行為をする者がいました。
外国人男性2人が、立ち入り禁止の場所から滝つぼへ飛び込み、大はしゃぎ。手にカメラのようなものを持った手前の男性は、飛び込んだ男性が浮かび上がると雄たけびを上げ、水中に飛び込み、抱き合って喜んでいます。
この危険行為を近くで見ていた別の観光客は…。
動画の撮影者:「(下の人が)上の人に降りろ、降りろみたいな感じで言っていた。危険ですよね。ちょっと考えられないです」
驚きなのは、この男性が飛び込んだ高さです。滝の高さは25メートルあります。この上から飛び込むとなると、かなり危険に感じます。
さらに飛び降りた地点までたどり着くには…。
浄蓮の滝観光センター 浅田和久代表取締役:「断崖絶壁の緩いところを探して、登っていくしかないと思う。長年の風雨で、かなり足元が悪くて。登るにしても危険は伴います」
地元の人は「危険すぎる」と警鐘を鳴らします。
浅田代表取締役:「私どもは50年ほど、この地で商売をしているんですけども、初めて聞きました。ちょっと驚いています。浅い場所もありますし、滝つぼは水流がありますので。上がってこられなくなってしまう可能性もありますので、絶対やめていただきたい」
(「グッド!モーニング」2023年6月19日放送分より)/a>
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