政府軍事偵察衛星とは違う北朝鮮が弾道ミサイル2発発射日本のEEZ内落下と推定(2023年6月16日)

政府軍事偵察衛星とは違う北朝鮮が弾道ミサイル2発発射日本のEEZ内落下と推定(2023年6月16日)

政府“軍事偵察衛星とは違う”…北朝鮮が弾道ミサイル2発発射 日本のEEZ内落下と推定(2023年6月16日)

 北朝鮮が15日夜、少なくとも2発の弾道ミサイルを発射した。政府は、日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したものと推定されると発表。北朝鮮が発射を予告していた“衛星”とは、別のものだとみている。

■ミサイル発射 今年9回目 少なくとも12発

 岸田文雄総理大臣:「今回の発射行動は、関連する安保理決議に違反をし、国際社会全体への挑発をエスカレートさせる暴挙であり、北朝鮮に対して、厳重に抗議をした」

 15日午後7時半ごろ、北朝鮮は西岸付近から日本海に向け、少なくとも2発の弾道ミサイルを発射した。

 いずれも、石川県輪島市の舳倉島沖の北西およそ250キロ、日本のEEZ内に落下したとみられている。

 政府によると、航行する船舶などへの被害はないという。

 防衛省によると、北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、今年に入って9回目だ。

 4月に発射した、新型ICBM=大陸間弾道ミサイル「火星18」を含め、少なくとも12発を発射したとみられている。

■尹大統領も視察 米韓合同火力訓練に反発か

 なぜこのタイミングで、ミサイルを発射したのか。北朝鮮は発射の30分ほど前に、こんな談話を発表していた。

 北朝鮮国防省の談話:「再三の警告にもかかわらず、軍事的緊張を引き起こす、南朝鮮(韓国)軍当局の挑発的で無責任な行動を強く糾弾・警告する」

 アメリカ軍と韓国軍は、先月25日から15日まで、南北の軍事境界線に近い地域で、過去最大規模の火力訓練を実施していた。

 最終日の15日には、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領も視察に訪れた。

 尹大統領:「敵の善意に頼る偽りの平和ではなく、我々の力で国家の安全保障を守るのが真の平和だ」

 北朝鮮の今回の発射は、この訓練に反発したものとみられている。

■松野長官「“衛星”と称するものとは違う」

 また、北朝鮮は先月31日、軍事偵察衛星の打ち上げを行ったが失敗。次の打ち上げを示唆しているが…。

 松野博一官房長官:「詳細は分析中だが、いわゆる“衛星”と称するものとは違うと考えている」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年6月16日放送分より)
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