殺意を持って発砲…陸自射撃場で自衛隊員(18)が銃乱射、隊員3人死傷 事件の経緯まとめ【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
岐阜県にある陸上自衛隊の施設「日野基本射撃場」で起きた銃乱射事件について。事件の経緯をまとめました。
■陸自射撃場で銃乱射自衛官候補生が『殺意を持って発砲』
南波雅俊キャスター:
岐阜県にある陸上自衛隊日野基本射撃場で銃乱射事件が起きました。この射撃場はJR岐阜駅から直線距離で約5キロほどの場所にあり、市街地からも近く、周辺には住宅街が広がっています。
この射撃場で自衛隊員が少銃乱射により▼2人が死亡▼1人が重傷という状況です。逮捕されたのは、自衛官を目指して学んでいる18歳の自衛官候補生です。
この陸上自衛隊日野基本射撃場は全長340mで2015年3月に完成しました。無石土を敷き詰め安全性を確保しているそうです。訓練に関しては▼決められた場所から自動小銃や拳銃の訓練射撃を行う▼複数で同時に発砲可能だということです。
事件は6月14日午前9時15分ごろ、日野基本射撃場から「銃により負傷者がいる」との通報が消防にありました。当時、射撃場では新隊員教育での実弾射撃訓練中で自衛官候補生が隊員3人に向けて発砲しました。これにより52歳の男性と25歳の男性が死亡、25歳の男性が重傷です。まだ、どちらの方かわかっていませんが、25歳の男性に対して殺意を持って発砲したということで、18歳の自衛官候補生が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
その後、午後2時すぎに陸上自衛隊のトップ、森下泰臣陸上幕僚長が会見を行いました。・容疑者の所属は?第35普通科連隊守山駐屯地に今年4月に入隊したという新隊員・容疑者と被害者との関係は?被害者は新隊員の教育隊で射撃の支援をしていた隊員・当時、防弾チョッキは?着用していたかは承知していない・今後の捜査には?陸上自衛隊の調査と並行して警察が調査
■40年前にも銃乱射事件
自衛官の銃乱射事件は約40年前にも発生していました。
【陸上自衛隊山口駐屯地山口射撃場銃乱射事件】・1984年2月に2等陸士の男(21歳)が射撃訓練中に持っていた銃で発砲→隊員4人けが、翌日1人が死亡
森下泰臣陸上幕僚長は「(意図的に発砲したケースは)この事件以降は発生していないと承知している」と話しています。
日比麻音子キャスター:
殺意があったと見られています。動機が気になりますが、いかがでしょうか。
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈代表:
おそらく相当厳格に管理されているはずの自衛隊でこのようなことが起きたのでとてもショックを受けました。40年前の事件は犯人が鬱状態だったようですが厳しい訓練でしかも強靭な精神が求められる環境下で危険な銃を扱うので、今後また同じことが起きないように原因と再発防止の対応をしていただきたいですね。
日比キャスター:
この候補生に関しては試験や適性検査もあった上でということなので一体なぜといったところがあります。
井上貴博キャスター:
この容疑者は元々そのような思いを持って入隊したのか、入隊してから何かがあったのか。いじめなどが背景にあるのか。最近自衛隊の入隊希望者が減少していますのできちんと解明してオープンにしないと影響を及ぼしそうですね。
「食べチョク」秋元里奈代表:
しっかり安全措置が取られているかわからないと入隊希望者の減少に拍車をかけてしまうことにもなると思います。早く実態解明をしてほしいですね。
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