ごみ袋が3倍超に大幅値上げ瀬戸市民反対市長が待った!(2023年6月14日)

ごみ袋が3倍超に大幅値上げ瀬戸市民反対市長が待った!(2023年6月14日)

ごみ袋が3倍超に大幅値上げ 瀬戸市民反対 市長が“待った!”(2023年6月14日)

■ごみ袋が3倍超に大幅値上げ

 最大3倍に。ごみ袋の値上げを巡り、今揺れる町が。

 愛知県瀬戸市で今、大きな話題になっているのが指定ごみ袋の値上げです。45リットルの燃えるごみ用は10枚入りで現在およそ180円ですが、それが9月におよそ3倍の500円と大幅に値上げされる予定です。

 去年3月の議会で、ごみ袋値上げの条例案が可決。瀬戸市によると、値上げの理由はごみ袋の値段を上げることで市民にごみ減量意識を高めてもらうためだといいます。瀬戸市民1人の一日あたりのごみ排出量は591グラムと、名古屋市よりも多くなっています。

 瀬戸市民:「出す人もちょっと考えて出さないとね。仕分けして出さない人もいっぱいいる」「ごみ袋高くしてもごみは減らない」

 指定ごみ袋の価格は全国でまちまちです。例えば、東京・八王子市の指定ごみ袋は容量40リットルのものが1枚75円。一方、瀬戸市と同じ名古屋市では市場価格で1枚十数円程度。そんななか、全国トップレベルに高いのが北海道のえりも町の指定ごみ袋です。

 えりも町町民生活課・中澤宏誌清掃係長:「45リットルを(1枚)200円で販売しています」

 なんと1枚だけで200円。1週間に一度だけごみを出したとしても1年で1万400円にもなります。2002年から20年以上、200円のごみ袋を使ったことでごみ減量の効果は。

 えりも町町民生活課・中澤宏誌清掃係長:「平成14年度(2002年)は1062トン、令和3年度(2021年)の数字は441トンで収集ごみの量は減っている」

■瀬戸市民反対 市長が“待った!”

 えりも町と同様にごみ減量を目指す瀬戸市では4月に当選した新市長がごみ袋値上げに待ったをかけようとしています。

 愛知・瀬戸市、川本雅之市長:「まだコロナの影響があるのと、この物価高を総合的に判断した時に前回の条例案可決時と、私は状況が変わっていると思う」

 10枚で500円への値上げを凍結する条例改正案は来月、採決が行われます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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