両陛下ご結婚30年 異例の写真公開“見たことないご一家・あの瞬間”(2023年6月9日)

両陛下ご結婚30年 異例の写真公開“見たことないご一家・あの瞬間”(2023年6月9日)

両陛下ご結婚30年 異例の写真公開“見たことないご一家・あの瞬間”(2023年6月9日)

 9日、ご結婚30年を迎えられた両陛下。これに合わせて、珍しい写真が17枚公開されました。例えば、こちらはお二人でタケノコを、こちらは愛子さまも一緒にダイコンを掘られています。これらの写真の公開には特別な意味があると専門家は指摘します。

■見たことない ご一家17枚公開

 あれから結婚30年。公開されたのは、防護服に身を包まれ、卵をカメラに見せるご一家。竹林からひょっこり姿を見せられる雅子さま。掘り出したタケノコを手に、笑顔の天皇陛下。力いっぱいスコップに足を掛けられる愛子さま。幸せな家族の姿です。

 これらは、ご一家が4月に栃木県の御料牧場で静養された時に撮影された写真です。あの時は。

 天皇陛下:「あそこにちょっと桜が少し…。ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい」

 当時、撮影が許されたのはここまででしたが、今回公開されたのはその先、プライベートの部分です。ご静養とはいえ報道陣のカメラの前ではジャケット姿でした。

 しかし、プライベートバージョンは、牛の前に立つ陛下はチェックのシャツにベスト。愛子さまもボーダーシャツにパーカーです。

■公開の狙いは…?ご結婚30年

 結婚30年にあたって公開されたご一家のプライベート写真。雅子さまと愛子さまは今年生まれた子馬たちにニンジンを与えようとされています。

 元宮内庁職員(勤務23年)・山下晋司氏:「17枚のなかで目を引いたのは愛子内親王殿下の一枚」

 愛子さまがミルクを与えられているのは、滞在中に生まれた雌の子牛。生まれる直前に虹が出たことから、愛子さまが「レインボー」と名付けられました。天皇陛下も子牛にカメラを向けられています。   

 子どもの頃から御料牧場で動物に親しまれていた愛子さま。今回の写真に映るお気に入りの子牛も愛子さまにべったりです。

 元宮内庁職員(勤務23年)・山下晋司氏:「慣れた手付きではないが、真剣な雰囲気が伝わる一枚」

 また、野菜を収穫される様子も。大きなダイコンは、最後は愛子さまが一気に引っ張って抜いていたといいます。今回なぜ、こうしたプライベート写真を公開したのでしょうか。

 元宮内庁職員(勤務23年)・山下晋司氏:「象徴天皇制度のなかで国民とのふれあいは大事。親しみを持って天皇や皇族のことを“見る”“考える”ことにつながる」

 両陛下はまた、結婚30年を迎えたお気持ちを文書で寄せられ「きょうで結婚30年を迎えると思うと感慨もひとしおです」とつづられています。

 30年のなかで、一番最初に挙げられた思い出は世紀のパレードで起きた、あの瞬間でした。

■「感慨ひとしお」 異例の写真公開

 30年前の9日、結婚された両陛下。その思い出に触れ「30年前、雨の降る中で執り行われた結婚の儀や午後の朝見の儀、多くの方から温かい祝福を頂いたパレードなどを懐かしく思い出します」と、つづられています。

 当日は雨。沿道に大勢の人がパレードを待っていました。しかし、パレード直前。

 元宮内庁職員(勤務23年)・山下晋司氏:「出発と同時に雨がやんだ。無事、オープンカーで出発された」

 そして「令和」という時代について。

 結婚30年のご感想:「上皇、上皇后両陛下が常に国民の幸せを願われながら、心を込めてお務めに取り組んでこられたお姿を私たちも拝見してきましたが、そうしたなさりようを心に刻みながら今後とも国民の幸せを願い、二人で協力しながら務めを果たしていくことができればと考えています」

 国民に寄り添ってきた上皇ご夫妻。その思いを継承したいというお気持ちをつづらています。

 今回、宮内庁はご一家がそろって養蚕される様子も公開しています。ここには「令和流」が。

 元宮内庁職員(勤務23年)・山下晋司氏:「令和流と言って良いか分からないが“できるだけ家族一緒に”というのは伝わってくる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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