列島襲った線状降水帯 電気復旧も「エアコンが」 各地で突風・雷雨…“つむじ風”も(2023年6月5日)
4日は東北地方などで急な雨やあられが降り、荒れた天気となりました。一方で、先週末に列島を襲った記録的な豪雨。各地で復旧に向けた作業が続いています。
■各地で突風に雷雨…“つむじ風”も
岩手県遠野市では、まもなく引退を迎えるSLを一目見ようと集まった人々に、大粒の雨やあられが激しく打ち付けます。
4日、東北や北海道では上空に流れ込んだ寒気の影響で大気が不安定になり、各地で激しい突風やゲリラ雷雨が発生しました。
一方、群馬県では、屋外で行われた音楽イベントの会場に、“つむじ風”とみられる突風が吹きました。強い日差しで地面があたためられて発生した上昇気流が原因だと考えられます。
■6県で11回「線状降水帯」
4日は伊勢崎で30.8℃になるなど、全国15地点で30℃以上の真夏日を観測。この暑さのなか、各地では週末に直撃した豪雨被害の復旧作業に追われました。
台風2号や活発な梅雨前線の影響による記録的な大雨。6県で11回もの「線状降水帯」の発生情報が出されました。
自動ドアの向こうに押し寄せる、茶色い濁流。マンホールから下水が噴き出しているのでしょうか。勢いよく水が噴き出している所もあります。
静岡県沼津市の病院では、1階が浸水しました。
愛知県豊橋市では、2日の夜に水没した車から、心肺停止状態の男性が見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
静岡県では、土砂崩れに巻き込まれた住宅から遺体が見つかり、この住宅に住む35歳の男性と判明したほか、海岸で打ち上げられた遺体を発見。警察は、県内で行方不明になっている74歳の男性の可能性があるとみて調べています。
和歌山県で2人、神奈川県で1人が増水した川に流されたとみられ、現在も行方が分かっていません。
■電気復旧も「エアコンが」
茨城県取手市では、4日までに市内で436件の床上浸水を確認。午後1時すぎには水が引きましたが、排水作業が行われている住宅では、家の基礎の部分に茶色く濁った水が…。
被災した家の住人:「(Q.おうちは、この後どうする?)ちょっと分からない。これ全部はがして、どうしようか」
さらに、被災した自宅の片付けで気掛かりなのは、「エアコン」です。電気は復旧していますが…。
被災した家の住人:「外の室外機のほうが難しい」
5日は、関東を中心に真夏日が続出する予報で、熱中症への注意が必要です。
(「グッド!モーニング」2023年6月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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