スペインで豪雨 激しいひょうも 冬に逆戻り ベネチアで運河が緑色に 「水の都」で何が(2023年5月29日)
スペイン南東部を襲った記録的な豪雨で、各地で浸水などの被害が出ています。同じ地中海沿岸部では道路一面がまるで、雪が降ったかのように真っ白になるなど激しい雹(ひょう)にも見舞われています。
■スペインで豪雨 激しいひょうも
スペイン南部のリゾート地。突然の豪雨で道路は川の状態に。そんななか、無謀にも…。
撮影者:「マジで行くのか?」
この濁流を渡ろうとスピードを加速。しかし、映画のようにはうまくいかず、流されていく車…。
撮影者:「そりゃ、むちゃだよな」
同じスペインの地中海沿岸でも異常な気象現象が発生。町は氷に覆われ、まるで真冬に逆戻り。雨だけでなく、雹の嵐が襲い、道路はまるで流氷に包まれたかのように。寒冷低気圧と呼ばれる冷たい空気が大西洋からスペインを覆い、ほぼ全土で大気が不安定な状態になったのです。
■ベネチアで異変 運河が緑色に 変色原因は?
スペインだけでなくイタリア・ベネチアでも異変が。ゴンドラでにぎわう美しき運河が緑色に変わったのです。一体なぜ。水の都ベネチアに今、何が起きているのでしょうか。
イタリア・ベネチア。美しき水の都が緑色に変わったのです。まるで蛍光色のような緑の運河。人気の観光スポットのリアルト橋はそれが一変、まるで入浴剤を入れたかのように緑色に染まったのです。ベネチアはそのほとんどが海抜1メートル以下のエリアであり、大雨の影響を受けやすく、度々、洪水の被害が起きています。
洪水後、緑色に変わる現象は世界各地で発生。しかし、今回の原因は現地メディアによると、環境活動家が塗料をまいたとの憶測が広まっているといいます。ローマの観光名所「トレビの泉」が、環境活動家たちの手により黒く染められる騒動が発生。CNNの取材班がトレビの泉を黒くした環境保護団体を取材すると…。
環境保護団体:「今回は私たちじゃない!」
「今回の緑色に変わったのは自分たちのせいじゃない」ときっぱりと否定。地元メディアは、排水管の水漏れなど破損調査に使用された液体の可能性が高いとも伝えています。
■中国各地で豪雨 取り残されも
週末、中国各地を襲った豪雨。突然の大雨で川の水位は急激に増加。避難が間に合わず、多くの住民が取り残されました。
救助隊:「荷物を減らして。貴重品だけ持って」
建設現場は地面が掘削され周囲より低い場所にあり、一気に水かさが増し、取り残されたといいます。この建設現場で寝泊まりしていた多くの作業員。7時間にわたり救助活動が続いたといいます。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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