ウーバー配達員が道路上で暴行 頭突きなど“計7回”…被害者が明かす“事件の全容”(2023年5月25日)
23日、川崎市の道路上で、ウーバーイーツの配達員が、車のドライバーとトラブルになり、殴る蹴るなどしたとして傷害容疑で現行犯逮捕されました。
被害を受けたドライバーの男性が取材に応じ、殴られ続けた恐怖を語りました。
■国道騒然…頭突きに蹴りも
車道の真ん中で、一方的に殴り続ける男。ドライバーを道路上に引きずり倒そうとします。その直後、激しい頭突き。あまりの勢いに、男性のトラックが大きく揺れています。
動画が撮影されたのは、23日午後3時ごろ。交通量の多い時間帯で、後続車が現場を次々と避けていきます。
足を踏みつけながら、続けざまに2発殴りつける男。トラックの車体に押しつけ、さらにもう一発殴ると、被害者のマスクをつかんで放り捨てます。
警察が傷害容疑で現行犯逮捕したのは、細川将司容疑者(30)。荷物を運んでいる途中のウーバーイーツ配達員でした。
動画の撮影者は、当時の驚愕(きょうがく)の光景をこう振り返ります。
撮影者:「(細川容疑者が)一方的にトラック押さえつけたり、何発もグーで殴ってた。頭ぐわーんって揺れてましたからね。殴られてるお兄さんが」
細川容疑者は取り調べに対し、「割り込みしてきて、頭にきた」と話しているということです。
■すれ違いざま思わず見返すと…
現場では、一体何が起こっていたのでしょうか。暴行を受けた被害男性本人に会い、事件の発端について聞くことができました。
被害者の男性:「自分が右車線にいて、前が詰まってたのが見えて。左に入って走行してたが、右車線に戻った」
現場は、2車線から交差点手前で3車線となる道。事件発生前、混雑していた右車線を避け、左車線を走行していた男性。その後、交差点が近付き、真ん中の車線に進路を変更したところ、後ろからクラクションを鳴らされたといいます。
被害者の男性:「バイクがきてたのをミラーで確認してたが、距離も空いてるし、ウインカー出して普通に入った」
するとすれ違いざま、配達員がにらんできたため、思わず見返すと…。
細川容疑者(男性への取材から):「なんでお前がにらんでんだ!」
被害者の男性:「(細川容疑者に)ヘルメットで窓をたたかれて開けたら、口論になって(車外から)首絞められた」
■容疑者の「目が血走っていた」
男性の首には、あざや爪が食い込んでできたような傷が残されていました。
被害者の男性:「興奮してて、何言ってるか分からなかった。え?って聞き返していた。それで、らちが明かないと思ってドアを開けた。何発くらったか、分からない。大体3、4発。あと頭突き、蹴りとか」
撮影された動画は55秒間。その間、男はパンチ4回、頭突き2回、蹴り1回、合わせて7回暴行を男性に加えていることが、確認できます。
被害者の男性:「(目は)血走っていた。本当、興奮状態。何も聞こえなぐらい。常軌を逸しているというか、そんな人いるんだと思った。凶器とかもってたら、刺されたんじゃないかな。そう考えると、恐怖ですね」
細川容疑者は事件に対し、「間違いない」と容疑を認めていて、警察は詳しい状況を調べています。
(「グッド!モーニング」2023年5月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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