SMBC日興証券相場操縦事件 「罪に該当しない」 元副社長ら5人が初公判で無罪主張(2023年5月24日)
SMBC日興証券による相場操縦事件で、金融商品取引法違反の罪に問われた元副社長ら5人が初公判で無罪を主張しました。
SMBC日興証券の元副社長・佐藤俊弘被告(60)や元専務執行役員のトレボー・ヒル被告(52)ら5人は大手自動車部品会社など合わせて10の銘柄について、株価を安定させるために相場操縦と呼ばれる不正な取引をしたとして、金融商品取引法違反の罪に問われています。
東京地裁で24日に開かれた初公判で、佐藤被告は「罪には該当していません。共謀はありません」と述べ、ヒル被告も「私は無罪です」として、5人はそれぞれ無罪を主張しました。
一方、検察側は冒頭陳述で「株の売主から苦情が出ない程度に株価を維持するため、会社の自己勘定で買い支えようと考えた」「取引について部下から報告を受けたヒル被告は問題ない旨を述べて追認した」と指摘しました。
この事件を巡っては法人としてのSMBC日興証券も起訴され、東京地裁は2月に追徴金44億7000万円余りと罰金7億円の有罪判決を言い渡しています。
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